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経営分析を医療に例えて 城北プロコン塾・第3回午前の部受講報告(8月20日受講)

城北支部 楠木 一央

城北プロコン塾第3回午前の部は、「実践的経営分析」というテーマで佐藤正浩講師(東京協会会員)に講義をしていただきました。

講義では経営分析を医療に例え、企業の実態を把握するために行う財務諸表分析は「企業の血液検査」、企業の実態を視覚的に捉えるためのB/S、P/Lの面積図は「企業のレントゲン写真」、企業にとって生命線であるキャッシュの流れをモニタリングする資金繰り表は「企業の心電図」であると教えていただきました。あたかも名医が血液検査の数値を見ただけで病気の原因を言い当ててしまうように、診断士はいわば中小企業の医者として、財務会計の数値をエビデンスとし、病気の原因(=課題)を把握し、治療法(=解決策)を提示していかなくてはいけないということを改めて感じ、身が引き締まる思いでした。

講義を通じて、佐藤講師が繰り返しおっしゃっていたのが、「会計こそは、 過去に対する誤りなき判定者であり、現在に対する不可欠の指導者であり、将来に対する信ずるべき助言者である。」という言葉です。この言葉が中小企業診断士にとっての経営分析に対する向き合い方の全てを表していると思います。

私自身は独立2年目の診断士であると同時に、イベント運営会社を経営するいち経営者でもあります。そのため、同じ経営者として経営者の気持ちに寄り添った支援ができることが私の強みだと考えています。これからも目線を合わせ、気持ちに寄り添いながらも、専門家として会計というエビデンスを元にした支援で、中小企業・小規模事業者のお役に立てるよう自己研鑽を続けていく所存です。

 

 

 

城北支部 楠木 一央

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