2022年5月12日(木)「東京信用保証協会登録専門家向け勉強会」の開催報告
5月12日(木)、東京信用保証協会に専門家として登録している会員向けに、能力開発推進部主催の勉強会をオンライン形式で開催し、21名が受講しました。
従来は、新規に登録した会員のみを対象としていましたが、既存の登録会員の中にも最近あまり稼働できておらず最新の情報を知りたいという方や、他の会員のやり方を参考にしたいという方もいるため、今回は既存の登録会員も併せて対象としました。
1. 勉強会の内容
(1) 東京信用保証協会専門家派遣事業の概要について(大石支部長)
まず、大石城東支部長より、東京信用保証協会の専門家派遣事業の概要について説明がありました。
<主な説明内容>
・融資制度の基本知識
・東京信用保証協会の専門家派遣事業の実施状況
・城東支部における案件のアサイン方法
・登録専門家として注意すべきこと 等
(2) 専門家派遣の体験談紹介(大西会員)
次に、専門家登録5年目となる大西会員から、専門家派遣業務の体験談をお話しいただきました。ご自身がサポートした案件の事例を交えた非常に具体的な内容で、特に新規登録会員にとっては、業務内容がわかりやすくイメージできたものと思われます。
<主な説明内容>
・コーディネートサポート前日までに心がけるポイント
・当日のヒアリングポイント
・コーディネートサポート当日の流れ
・ピンポイントサポート、トータルサポート移行時の判断基準
・成果物サンプル
・過去の取り組み事例(3事例)
(3) 事前アンケートに基づく質疑応答
勉強会の参加者から事前に収集していた質問事項の中からいくつかをピックアップし、その質問に対して、既存登録会員からご自身のサポート経験に基づき回答していただきました。
<主な質疑応答の内容>
質問①「今年度の主な変更点は?」
回答①「東京信用保証協会の支店担当者も同席するようになる。ただし、専門家としてやることは特に変わらない」
質問②「サポートを継続する中で、宿題を出すことはあるのか?途中で連絡を取るのか?」
回答②「経営数値などを事前に調べておくようメールで依頼をすることがある」「サポートの最後に、次回までの宿題を出すようにしている」
質問③「ピンポイントサポートやトータルサポートの成果物は最終回で説明するのか、最終回が終わってから作成するのか?」
回答③「できるだけ前者のようにしているが、サポートの進捗によってケースバイケース」
2. まとめ
これまでの信用保証協会の勉強会は、新規登録会員に対する一方的な説明になりがちでしたが、今回は既存登録会員にも参加していただいたことで、特に質疑応答ではベテランの登録会員から現場での経験に基づいた貴重なアドバイスを聞くことができ、既存登録会員も含めて参加者にとって非常に有意義な勉強会になったと思います。
勉強会後のアンケートでも、「具体的な対応事例が参考になりました」「自由闊達な意見交換ができてよかったです」「他の登録会員の経験談などが聞けてよかったです」などの声が多く寄せられ、大変好評だったようです。確かに、他の登録専門家がどのようなサポートを実施しているか、なかなか知る機会はありません。今回のような情報交換を通じて、城東支部の登録専門家のサポート業務の質がさらに向上するよう、能力開発推進部としても、引き続きこのような勉強会を増やしていきたいと思います。
城東支部 小林雅彦