こうば研、いちば研　農林水産省　令和5年度食品ロス削減事業で成果

食品ロス削減の新技術マップ完成

城東支部　谷川　大致

工場診断研究会（こうば研）と卸売市場研究会（いちば研）は、農林水産省が推進する令和5年度の食品ロス削減事業に共同で参画し、顕著な成果を挙げることができましたので、ここに報告させていただきます。当事業は、国連のSDGs（持続可能な開発目標）に基づく国策と連動し、食品ロス削減を通じて食品産業の環境負荷を低減することを目指しています。

食品産業における6次産業化支援の一環として、私たちは日本全国の食品産業組合や関連団体、先端技術を持つ企業や大学と連携を深め、技術革新の最前線に立ち向かいました。その結果、140を超える団体からの協力を得て、新技術マップと導入事例をまとめることに成功しました。業界関係者から好評価を受けております。

[新技術マップと導入事例の詳細はこちら](https://amujp.net/food-loss/)

調査過程では、企業の秘密保持や技術情報の壁に直面することも多々ありましたが、国家プロジェクトの重要性を根気強く説明することで、次第に理解と協力を得られるようになりました。特に、AIを活用したセンシング技術など高額な投資だけでなく、運用の改善に近い小額な投資でも可能な新技術を探求し、中小企業にも導入可能な解決策を提示できたことは大きな進歩です。

これらの取り組みは、製造業の私たちの専門性を存分に発揮した成果であり、食品産業における持続可能性の向上に寄与するものです。これからも、東京都中小企業診断士協会の研究会の一つとして、業界の発展と環境問題の解決に向けた取り組みをリードしてまいります。皆様の一層のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

【 未来の製造工場をみてみよう！】

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