4月20日城北支部経営革新研究会に参加して

途上国ビジネスチャンスの臨場感を体感

城北支部　岡本　陽介

テーマは途上国ビジネス。海外展開というと、中国やASEANが思い浮かんでいたところでしたが、今回の目玉はアフリカ市場。講師は企業の海外進出支援に詳しい城北支部の井上真会員。現地に何度も足を運び、企業の進出サポートをしている経験から、臨場感ある話が盛りだくさんでした。

近年は社会課題を解決するためのスタートアップの成長も目覚ましいようで、銀行口座が持てない人たちのための決済サービス、医療分野ではドローンを使った血液の輸送なども実現しているそうです。
また、健康に関する意識も高まっているそうで、健康食品などのビジネスチャンスも生まれているというのが意外でした。

とくに注目は、ケニアとのこと。英語が通じる、親日、交通の便もいい。首都ナイロビでは、ショッピングセンターが建設ラッシュで、日本の高度経済成長期のような熱気があるとのこと。

日本企業の進出に関しては、文化も感覚も違う現地のニーズに合った製品やサービスをいかに提供するかが大切とのことで、日本の化学メーカーの「カネカ」のウィッグ（＝つけ毛）がアフリカの女性たちに大人気になっている理由など、事例も多く紹介してもらいました。

今回の参加者は、商社・メーカー・JICAなどで海外駐在経験をお持ちの方が多く、その後開かれた懇親会でも国際色豊かな情報交換の場となったほか、サウナの話題が盛りあがるなど、有意義で楽しい会となりました。