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第6期金融支援塾「第1回・第2回」受講報告

企業金融研究会主催の金融支援塾が3年振りに開塾!

三多摩支部 野口 和久

金融支援スキルに自信が持てず、実践的な学習の場を探していたところ、東京協会の企業金融研究会が運営する金融支援塾で第6期の受講生を募集していることを知りました。講義内容はもちろんですが、参加者で日程調整ができ、土日祝日で6日間、3~4か月の期間で実施するため予習や復習にも時間をかけることができることにも魅力を感じて応募しました。4月29日の第1回に続き2回目の講義も江東区の豊洲文化センターで開催されました。

塾では、コンサルとして独立、企業勤務との兼業に関わらず、プロのコンサルとして自立するために精進することを理念としており、今回も独立診断士と企業内診断士の計5名の受講生が塾生の心得である以下の5か条を順守しながら受講しています。
1.独立、企業内にかかわらず、プロのコンサルを目指し、精進することを理念とする。
2.講義で提供された資料および情報は、塾生自身のために活用することとし、他のコース、研究会、団体などへの提供は一切禁止する。
3.中小企業診断士としての倫理規程を遵守し、講義の事例等において知り得た企業情報を他に漏らしてはならない。
4.講義の録画および録音は一切禁止する。
5.塾は、学ぶ場かつ建設的な議論をする場であり、講師および塾生に対する誹謗・中傷は、理由のいかんを問わず一切禁止する。

講義の内容ですが、はじめに宿題であったプレゼンを全員が順番に発表し、お互いに評価、感想を出し合いました。このプレゼンは講義期間中に全部で3回行うことになっています。テーマは任意ですが、同じテーマをブラッシュアップして続けても良いし、異なるテーマを選択しても良いことになっています。プレゼンを受ける側もテーマ、スピーチの様子、レジュメの出来映えなどをポイントに評価しますが、自分なりの評価の軸を持って聴くことが大切であることも教わりました。

【第6期金融支援塾「第1回・第2回」受講報告】

第2回目は、講師の吉田塾長から月次資金繰り表の見方と活用について講義が行われました。事業収支をストックとフローからとらえる基本的な考え方から資金繰り管理の必要性や成果などについて、具体的な例を用いた説明や演習により理解を深めることができました。あわせて、12か月間の資金繰り管理ができている中小企業は少ない現状や資金繰り管理を行うことにより資金ショートや過剰利払いの防止につながること、そのほか金融機関との関係における留意点など、私たちが支援を行う際に念頭に置くべき視点や役割についても気付きを得ることができました。

講義の最後は第1回目の講義の復習も兼ねた、3か月連続のP/LおよびB/Sの作成および見方についてです。前回の講義後に配布された決算報告書の事例をもとに各受講生が自分なりにEXCELで連続のP/LとB/Sを作成し持ち寄り、そこから読み取れることについてディスカッションを行いました。作成したP/LとB/Sのフォーマットは適宜改良を加え今後も利用していきたいと思います。

金融支援スキルの向上は支援活動において外すことのできないテーマだと認識していますので、引き続き本塾で習得に努めて実践の場で活かしていきたいと思います。

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