視点を広げる診断力~卸・小売業の診断を体感するフィールドワーク~

第8回 城北プロコン塾午後の部報告(2025年1月18日受講)
新年最初の講義の日。午後からは野瀬勉講師による「卸・小売業診断事例」の講義とフィールドワークを実施しました。
まず、製造業と小売業の中間に位置する卸売業は、その実態が見えづらい特徴があると説明されました。この課題に対処するため、野瀬講師が開発した“ビジネスReスタイル®”診断モデルのフレームワークを用いて、経営者や現場の声を聞きながら会社の強化ポイントを分析する手法を学びました。「チャネル」を中心に各社のビジネスモデルや機能を把握し、助言に結びつける学びを得ました。一方、実態が見えすぎる小売業は、「ペルソナ」を設定することが診断の鍵であると簡潔に説明されました。
講義はテンポよく進み、続いて1時間のフィールドワークに取り組みました。3~4人のグループで設定したペルソナに基づきターゲット店を2店舗視察し、どちらの店を選ぶか、その理由を発表するという課題です。私たちの班では50代の単身赴任中の男性をペルソナとして設定し、残業後に夕食とつまみを購買するシーンを想定して、スーパー2店舗の調査を実施しました。
私は食品メーカーで調味料開発の経験が長く、スーパーの調査には慣れているつもりでした。しかし、今回のフィールドワークでは、全く違う視点が得られました。これまで自分が商品(モノ)にばかり目を向けていたことを痛感し、深く反省しました。短時間の店舗調査でも「ペルソナ」を設定し比較することで、その店のターゲットとする客層、戦略、強みの違いが明確に見えることを体感しました。1時間前とは全く異なる視界が開けたことに驚き、この経験を今後の活動に活かしたいと感じながら講義を終えました。
城北支部 内田和典 kazunoriuchida801=gmail.com
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