第21期城西プロコン養成塾第1回講座受講報告

~相手に“伝わる”プレゼンテーション技法を学ぶ~
城西支部 杉浦 裕文
第21期城西プロコン養成塾(JOPY)が6月21日(土)に開講されました。前年申し込もうとした際にはすでに予約が埋まっており、一年越しに受講できる喜びと期待を胸に杉並区立産業商工会館に向かいました。
定刻となり、待ちに待ったJOPYがスタートです。開講式では、鳩貝支部長・齊藤研修部長から激励のお言葉を頂戴しました。「JOPYを通じて広く学び、守備範囲の広い診断士を目指してください」というメッセージが深く胸に刺さりました。続いて受講生の自己紹介では、同期受講生18名全員の素晴らしい経歴を知り、これから切磋琢磨させていただくことを嬉しく感じました。
そして、いよいよ講座が始まります。第1回講座は、Jacky柴田正幸講師による「自分を魅せるプレゼンテーション技法」。JOPY伝統の講座とのことで、諸先輩方も受講された名物講座です。講座の前半は、座学形式でプレゼンテーション技法を学びました。本講座ももちろんプレゼンテーション……。つまり、目の前で繰り広げられるJacky柴田講師の受講生を引き込むプレゼンテーションは見本そのもの。その素晴らしいプレゼンテーションがどのようなメカニズムで行われているか、そのために必要なノウハウ・ドゥハウを一つひとつ丁寧にレクチャーいただけました。また、Jacky柴田講師がどのようにその技法を習得するに至ったかの体験談も含めた講座は大変説得力があり、「プレゼンテーションを教科書通りにやる必要はなく、自分の持ち味を活かせるプレゼンテーションがある」というメッセージが印象的でした。
講座の後半ではグループワークと個人ワークをそれぞれ2つ実践しました。グループワーク1つ目はコミュニケーションの重要性を実感するためのワークで、4つのチームに分かれて一定の「ルール」のもと作文を作成するものでした。その「ルール」が非常に面白い研修で、普段何気なく行っているコミュニケーションの大切さ、相手を考える大切さを学びました。2つ目はチームでアイデアを考えるワークで、アイデアを自己満足なものから聞き手の心に訴えるものに昇華させるための思考を学びました。
続いて、個人ワークではプレゼンテーションにおける「発声」を磨くための1分間スピーチを行いました。輪になって全員に向けてスピーチを行いましたが、自分でも気付いていない癖に気付くことができる貴重な経験となりました。最後に、本日の講座の集大成として習ったプレゼンテーション技法を全て盛り込み、1分間スピーチを行いました。頭で理解したつもりでもそれを身体で表現するのは難しく、ましてや大勢の前でプレゼンテーションをするためには無意識にできるレベルまで昇華させないといけない……。前半の講座で学んだことを「身体で記憶する」後半のワークは大変勉強になりました。
そして、その後の懇親会では事務局の皆様や同期受講生と怒涛の一日を振り返りながら、より一層親睦を深めることができました。懇親会を終え家路につきながら、頭と身体をフル回転させた疲労感とともに、心は充足感に満たされていました。Jacky柴田講師、事務局の皆様、そしてJOPY21期の同期生の皆様との出会いに感謝しつつ、次回を待ちきれなくなっている自分がいました。