1. HOME
  2. Members
  3. プロコン塾
  4. 「相手目線、持てていますか?」― マーケティングにおける基本の「き」

「相手目線、持てていますか?」― マーケティングにおける基本の「き」

第3回 城北プロコン塾午後の部受講報告(2025年8月16日受講)

刺すような日差しと蝉の声が夏の熱気を感じさせる午後、石川講師による「飲食・サービス業診断事例」が始まりました。身近なテーマであり、講師から塾生に直接質問する場面も多かったことから、講義は自然と活気づいていきました。

この業界には小規模事業者が多く、さまざまな業務を一手に担う経営者は、日次・月次の資金繰りやオペレーション管理が手薄になりがちです。また、「形のないものを販売する」サービス業では、小さなマイナスが顧客離反につながる“怖さ”に留意すべきと伺いました。特に印象に残ったのは、石川講師の「相手の視点に立つ」という姿勢です。講義中に紹介いただいたさまざまな施策や考え方の根底には、常に相手目線が存在していました。『専門用語を苦手とする経営者が多いので、図解やたとええ話、数字を交えるようにしている』というお話を伺い、石川講師の「経営者に寄り添う“伴奏者”」という姿勢に深く共感しました。

全体を通して、飲食・サービス業の支援では、消費者としての視点を持ちながら、経営者の立場に寄り添う姿勢が求められると強く感じました。また、競合が多数ひしめく業界内では、短期の成果だけを追うのではなく、企業のビジョンに紐づいた中長期的な目標から施策に落とし込むことが、事業を継続させるうえで非常に重要なポイントだと実感しました。

私は現在ドラムメーカーでマーケティングを担当しており、「好き」を仕事にしているという点で石川講師と共通点があります。将来、私は今の会社で経営を担いたいと考えているため、今後も経営に関する知見を高めつつ、実践を通して成長していきたいと思います。

城北支部 齊藤 雅典 yadianqiteng5=gmail.com
(スパムメール防止のため、「@」を「=」に変えております)

関連記事

アーカイブ