小売・卸業コンサルの実践講義 城北プロコン塾・第8回講義午後の部受講報告(1月21日受講)
城北支部
川口 朋秀
本日の講義は、野瀬勉講師による「卸・小売業診断事例」の講義でした。小売業ではターゲット目線、卸業ではチャネルと機能の特化、これらをキーワードにしたフィールドワーク型の講義になりました。実際にグループごとに2つの小売店舗を決めて、具体的なターゲット顧客になりきって視察し、どちらの店舗に行きたくなるか議論をしました。
特にコンサルの実戦で参考にさせていただきたいと感じた点は次の通りです。
1)失敗を恐れずに改善を繰り返すことが大切である
2)初回訪問が良い点を見つけるチャンス。悪い点は2回目訪問から着目する
3)小売店視察においては、お客様の観察が大切。視察はピーク時が最適である
また、BSC(バランス・スコアカード)とビジネスモデルキャンバスに基づいた野瀬講師独自の診断フレームワークは、実際の調査項目の体系化にすぐ役立つものでした。実戦でためになる学びが多く、本講義に参加できて幸運だったと思います。
私は活動テーマとして「事業承継に伴う組織づくり」を掲げています。本講義では「長期的な業績アップには人材育成が不可欠だ」という教えもあり、自身の琴線に触れるものがありました。事業承継後に新たなリーダーとなる後継者が、腰を据えて人材を育てていくにあたり、伴走支援できる診断士になりたいと思っています。ターゲット目線を第一とし、ターゲット客層に価値を届けるにはどうしたらいいか。本講義で強調されていたこの点はどの企業でも業績を伸ばすために不可欠だと思います。事業承継に伴う組織づくり(後継者教育やノウハウ移転)に本講義の学びを活かして参ります。得るものの多い講義を受けて、大変感謝をしております。
城北支部 川口朋秀 tomo.kawaguchi018=gmail.com
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