【令和6年度社会貢献事業】~ 商店街組合による中長期的活動の企画推進支援

〜上板橋北口商店街および上板橋駅周辺の地域ビジョン実現に向けて〜
城北支部 加藤 弘之樹
◆背景◆
上板橋北口商店街振興組合は区内最大級の会員数を誇り、対象エリアが東西南北の面で構成されるという大型商店街です。転入居住者も一定存在しますが、会員の高齢化、空き店舗の増加、また組合加入率の減少という商店街ならではの課題に加え、地域旗艦店(イトーヨーカドー)の退店(令和6年9月)や隣接する上板橋南口商店街の再開発工事など地域固有の課題にも向き合っています。商店街の利益にとどまらず地域全体を活性化していく役目を担うため、ビジョンを策定しました。
社会貢献事業が重視する「社会貢献性」「発展性」「独創性」「計画性」「新規性」の5つを念頭におきながら、この具体化・具現化を診断士のチームが伴走型で支援しています。
◆支援の目的◆
支援の目的は、①商店街・地域ビジョンの具体化・具現化、②地域活性化と組合加入率の向上、③組合および個々の加盟店の業務効率化です。
◆支援の内容◆ ※ 社=社会貢献性、発=発展性、独=独創性、計=計画性、新=新規性
社 | 発 | 独 | 計 | 新 | ||
1 | 商店街組合が企画・実施するイベントに対し、運営の効率性や効果を高めるための助言 | ○ | ○ | |||
2 | 商店街組合が令和5年度までに策定した未来ビジョンの具現化に関し、地域旗艦店(スーパー)の9月末閉店や隣接する南口再開発といった環境変化を見据えた助言 | ○ | ○ | ○ | ||
3 | 商店街組合が加盟店向けに展開するサービスの拡充に関する助言を提示し、加えて加盟店が各々の収益性を高めるためのIT活用に関するセミナーの企画を支援 | ○ | ○ | ○ | ||
4 | 地域交流イベントの企画テーマとして、地域旗艦店の閉店による影響を考えるという身近な題材を取り上げることを提案し実行 | ○ | ○ | ○ | ||
5 | DX・ITの利活用を商店街組合および各加盟店が促進するためのセミナー企画を支援 | ○ | ○ | ○ |
また、当商店街のみならず地域全体の活性化を狙い、上板橋駅周辺の各商店街組合との連携を促進するため、地域交流イベントに周辺の方を招くことの提案なども行いました。
なお、組合正副理事長と支援メンバーでLINEグループを設定し、月次での定例会に加えて日常的なコミュニケーションを行うことで、寄り添った支援を継続的に提供する体制を整えて活動にあたっています。
◆これまでの成果・評価◆
① 令和5年度までに策定したビジョンや地域のありたい姿に対して具体的な取り組みを開始できました(地域交流イベント)。
② 組合加盟のメリットの一つとなる加盟店向けセミナーを企画提案できました。ただし、加盟の継続に直接寄与する証左を得るには至っていません。
③ 組合および個々の加盟店がIT化の促進等により効率化を図り本業への集中を高めるためのセミナーを企画提案でき、事後アンケートで概ね好評を得ました。


地域交流イベントで楽しく意見交換
◆今後に向けて◆
組合正副理事長からは、年度を通じた支援に対する感謝の言葉をいただいています。しかし今後に向けては、「地域の将来に向けた中長期的な取り組み」に加え「足元で生じる大きな環境変化に対し即効性のある取り組み」に関する支援の強化も期待されています。そのため、支援チームにおいては新たなメンバーを募り、効果と効率の両面でいっそう高めながら応えていきたいと考えています。