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東京プロコン塾(第16期)合宿参加レポート

城北支部 楠木 一央

東京協会主催「東京プロコン塾」の合宿が、9月23日(祝)〜24日(土)「多摩永山情報教育センター」(東京都多摩市)にて開催されました。新型コロナウイルスの影響も心配されましたが、無事塾生24名全員が参加することができました。事務局スタッフの皆様には、様々な制限が残るなかで、我々受講生の学びが最大になるようご準備いただきました。改めて感謝申し上げます。

■「愛」あるミニコンテンツ発表
各日程の午前中は、塾生全員が5分間のコンテンツ発表を行いました。コンテンツ発表は当プロコン塾の目玉コンテンツの一つで、塾生各自が2時間のセミナーコンテンツを作成し、5分間で発表をおこなうものです。コンテンツ、スライド、配布資料、プレゼンテーション、質問対応。中小企業診断士がセミナーを受注した際に必要なすべての要素を体験学習できるよう、「愛」を持って(=厳しく)採点されます。「愛」が溢れるフィードバックには、正直にいうと落ち込むこともありますが、まさにプロの診断士として「鍛錬」していただいていることを肌身で感じる時間となりました。
発表の最後に加藤塾長、佐川副塾長からのフィードバックをいただきました。共通していたことは、主催者(商工会議所等)や受講者(経営者等)の目線に立って考えることが大切であるという点でした。今後、「プロ」として活躍していく上で最重要の心得を、実践を通じて教えていただきました。

■超実践的な「生」講義
当合宿では、上品忍講師による「補助金申請支援」、近藤栄一講師による「IT 活用支援の実務」、伊能賢一講師による「財務診断・経営改善計画」の講義が行われました。いずれも中小企業診断士の実務としてこれから最も求められるテーマに対して、第一線で戦う講師の先生方が事例を交えて、講義をしてくださいました。現場の息遣いや熱量が伝わってくるほど、生々しくも実践的かつ実用的な事例を紹介していただき、まさにこの合宿でしか聞けない話ばかりでした。特に、グループワーク形式で経営改善計画を作成する「財務診断・経営改善計画」の講義において、「結局は作った計画に対して、経営者をやる気にさせないと意味がない」という指導が心に刺さりました。私自身、専門家派遣等で計画策定に携わらせていただいておりますが、社長に本当の意味で腹落ちさせられているかというと、まだまだ違和感を持つ部分もありました。しかし、この講義を通じて診断士として目指すべき水準を示していただき、視界がクリアになったように感じます。

■「合宿」を終えて
大学アメフト部の夏合宿以来の「合宿」でしたが、走り(=プレゼン)、鍛え(=グループワーク)、食事し(=講義)、指導(=フィードバック)を受けと、鍛えに鍛えられまくる大人の「合宿」でした。夜には感染対策にも留意しながら懇親会が開催され、事務局の先生方、同期の戦友達とも、リアルな交流を通じて絆を深めることができ、心に残る時間を過ごさせていたと同時に、経営者の皆さんにとって真にお役に立てる診断士になりたいと、改めて決意させていただく2日間となりました。

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