1. HOME
  2. Members
  3. 年頭所感 新年のごあいさつ

年頭所感 新年のごあいさつ

一般社団法人 東京都中小企業診断士協会
会長  森川 雅章

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
旧年中に賜りました協会事業へのご協力に改めて感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症対策に加え、ロシアのウクライナ侵攻、原油価格の高騰、円安など中小企業・小規模事業者の多くが苦労の連続でした。昨年10月時点の東京都中小企業の景況調査では、業況は「わずかに上向く」としているものの、見通しは「一進一退の局面が続く」と見ています。国や東京都は当初予算だけではなく補正予算により中小企業支援策を打ち出していますが、成果として業績に表れるまでには、まだまだ時間がかかるものと思われます。東京協会では、公的支援機関が実施している様々な中小企業支援策に対し、会員の皆様のお力添えをいただき、全面的に協力して参りました。これはひとえに会員の皆様のご理解とご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
さて、今年の干支は「癸卯」。『寒気が緩み、萌芽を促す。』と言われています。長く厳しかった冬から暖かな春の兆しが戻ってくるのでしょうか。コロナ禍で一遍した生活様式が、新しい形で蘇ってくるのでしょうか。まだまだ不安は払拭できませんが、私たちは、一歩ずつ前に進んで行きたいと考えています。
東京協会は、各部の活動、研究会活動、社会貢献活動、支援機関と連携した中小企業支援活動などさまざまな活動を実施しており、この3年間でリモート形式による活動が定着してきました。時間的制約や移動距離の問題を取り除くことが出来ましたので、研修やセミナー、イベント、研究会活動などへの参加者が増加しています。とてもいいことであると思っています。一方で会員同士による交流が減少したことにより、人脈形成の機会が大幅に減少したことはとても残念ですが、今年は、コロナ対策に対する方針の見直しもあるようです。期待して待ちたいと思います。
昨今、中小企業診断士を目指す方が増加し、受験者数、合格者数ともに大幅に増加しています。東京協会の会員数も増加傾向にあり、2022年11月末現在4,964名(休会者を除く)になりました。東京協会の事業は、一人ひとりの小さな活動の上に成り立っています。東京協会で活動するもよし、支部で活動するもよし、何か一つで構いませんので、ご自身の出来る範囲で活動に参加していただくことを願っております。
今年が、会員の皆様とご家族にとりまして、良い年になりますよう心よりご祈念申し上げます。

関連記事

アーカイブ