～第７回城北プロコン塾受講報告（１２月１７日受講）～

　城北プロコン塾第７回は、朝倉久男講師による「製造業等にみる新規事業・販路開拓事例」でした。
　講義に先立って、「経営支援は理論理屈よりも現場を知り、実践の繰り返しが重要である」という講師の哲学をご披露いただきました。
　午前の講義では、製造業を中心とする新規事業開拓の数々をご紹介いただきました。製造業の支援というと、小職は真っ先に技術分野を中心とした改善支援を思い浮かべるのですが、この日にご紹介いただいたのは支援先企業の強みを生かしつつ、アイデアと外部資源を有効活用して新規事業開拓に成功したケースが目立ちました。
新聞記者出身で国会駐在が長かった小職が、製造業相手に技術指導を行うことは困難です。さりながら原材料を加工して付加価値を高めていく事業形態は、目で見たものを自分なりに咀嚼して文章化していく過程と相通じるものを感じております。ご紹介いただいた新規事業開拓の実例によって、こういう支援の方法があるんだという大きなヒントをいただいた気がいたしました。
　午後の講義は、講師の支援先の経営者をお招きし、赤字転落を機に新規事業開拓に取り組んだご経験を紹介していただきました。生々しく迫力ある経営者の体験を拝聴し、現場と実践の重要性を改めて認識いたしました。
　小職もかつての政治記者から転身し、現在は中小企業診断士として自分自身の新規事業開拓やブランドの再構築に取り組んでいるところです。自分自身の経験を生かし、経営者に寄り添いながら、未来を切り拓くお手伝いができたらと思います。