1. HOME
  2. Members
  3. 「せたがや産の野菜~せたがやそだち~を食しながら交流するランチイベント」参加レポート

「せたがや産の野菜~せたがやそだち~を食しながら交流するランチイベント」参加レポート

城南支部
德永 武久

2月25日(日)、城南支部会員部による「せたがや産の野菜~せたがやそだち~を食しながら交流するランチイベント」が開催されました。
世田谷の農地面積は23区内2位の約80ha、「東京都エコ農産物」認定の有機野菜づくりに積極的に取り組まれる生産者も少なくありません。
イベントでは、24名が二子玉川地区会館に集合。7~8名ずつのグループに分かれ、花みず木通り(砧線跡)を歩いて、まず「JA東京中央ファーマーズマーケット二子玉川」に立ち寄りました。この日は、ホウレン草や小松菜、リーフレタスなどの葉物野菜の品揃えが豊富で、ご自宅用に買い求める参加者の方もちらほらいらっしゃいました。

そして、「カマタ食堂」。一軒家を改造した居心地の良い空間です。全員揃ったところで、地元産野菜を使った料理がふるまわれ、参加者で交流を図りながらの食事となりました。
料理は、最初にミートローフ。色鮮やかなブロッコリーとトマトが添えられていました。次いで鯖の煮つけ。付け合わせの春野菜「のらぼう菜」は、私を含め初めて口にされた参加者もおられましたが、茎が甘く、ほどよい歯ごたえがある美味な野菜でした。最後は肉じゃがで、ごはんとみそ汁も配られました。

料理を堪能した後は、オーナーシェフからのお話を伺いました。食堂は、駅から徒歩20分の立地のため開店当初は集客が心配だったようですが、地元の生産者の方々が気にかけて来店され、コロナ禍でのテイクアウトサービスやデザートメニューも功を奏して客足が伸び、現在は経営も安定しているとのこと。地元住民にも人気があり、一度来店されたお客様が予約をとって再来店されることも多いようです。

オーナーは、人との繋がりがある地域の空気感が気に入っておられ、地元の生産者や農協と共に、地域を盛り上げていきたいとのことでした。こだわりの有機野菜を作るため、残渣を活用した有機肥料で、じゃがいも、きゅうり、茄子、トマトを食堂横で栽培されておられ、循環型の地域づくりを広げていきたいという想いもお持ちでした。
生産者との交流は頻繁で、生産者から、各飲食店が何を作ってほしいかヒアリングを受け、意見交換されることがあるようです。地元でしか手に入りにくい野菜を使って、新たな料理にもチャレンジしたいとも仰っていました。更に、日本の季節感を感じられる「魚×野菜」にこだわりたいとも。地元に密着して、「世代が変わっても変わらない地域づくり」に取り組むカマタ食堂の活躍を、引き続き応援したいと思います。

ガトーショコラをお土産にいただき、カマタ食堂を後にしました。城南支部管轄の世田谷地域で、未来社会の芽吹きを感じつつ、会員の交流を図れたイベントとなりました。

関連記事

アーカイブ