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城南コンサル塾 卒塾生交流会 開催報告

城南支部
伊原晃司

 初春の温かさに包まれた天皇誕生日の2月23日、城南コンサル塾卒塾生交流会が3月に卒塾予定の18期生15名を含め総勢55名の卒塾生にて盛大に開催されました。コロナ感染拡大以降はオンラインによる開催でしたが、今回は3年ぶりのリアルでの開催となり、今まで以上に親睦が深まった交流会になりました。

交流会の第一部は城南コンサル塾5期生である佐藤正樹講師より、「城南コンサル塾で学んだ診断士の道 ~これからの診断士はどうあるべきか一緒に考える~」をテーマにご講演をいただきました。最初に塾生時代の振り返りとして、城南コンサル塾の創設以来ご指導いただいた故・杉本先生との思い出をお話しいただきました。城南コンサル塾の伝統である厳しさは、杉本先生の教えを源流として脈々と受け継がれていることを再認識でき、改めて中小企業診断士としての誇りと責任の重さを感じることができました。そして佐藤講師自身が独立して20年が経った今、感じていることとして、①診断士は人間力が必要な深い仕事、②専門分野を持ち総合的に幅広くコンサルティングできることが他の士業との違い、③20年前と比べると診断士の認知度と地位が向上した、といった内容のお話をいただきました。長年、独立診断士として経験されているからこそ、率直に感じられたことだと思います。そして講演の中で強く印象に残ったのは、「中小企業診断士の責務は、コンサルティング能力を高め仕事を通して社会に還元することである」とおっしゃられたことです。今後、我々中小企業診断士が活動をしていくうえで根本となる考えだと思いました。そして最後に「この時代に求められる診断士」としてグループディスカッションを行いました。それぞれの意見をGoogleフォームにアップし、参加者全員で考えを共有しました。テーマにある「これからの診断士はどうあるべきか」を考えるきっかけになる有意義で充実した内容のご講演でした。

第二部は親睦を深める交流会です。最初に星野塾長による挨拶と乾杯から始まり、続いて現役塾生(18期)15名の自己紹介が行われました。多少の緊張感のもと、卒塾式に行われるプレゼンコンペへの期待(不安?)や、今後の診断士活動への抱負を各々が語りました。また卒塾生(1期足立先生、4期相楽先生、5期豊倉会員・佐藤会員)からも診断士の在り方や期待、過去のエピソードなどを話していただき、一つひとつが大変有益であり先輩方のご尽力のお陰で今の診断士への信用が確立されている、と感じることができました。歓談時には、各期や世代を超えて、ざっくばらんにさまざまな意見や情報交換を行いながら、和やかな雰囲気で卒塾生同士の交流を深めることができたと思います。そして、最後に宇野支部長(前塾長)より「本日の交流会を通して診断士としての矜持を認識することができた」とのお言葉をいただき、有意義な交流会も名残り惜しさとともに閉会となりました。

今回はリアル開催ができたため、多くの卒塾生同士の交流が一層深まり、顔を合わせながら親睦を深めることの重要性を再認識できました。そして何よりも改めて城南コンサル塾卒塾生の絆の強さを感じる交流会となったことをご報告いたします。来年も新たな卒塾生を迎え、リアルにて開催できることを期待しています。

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