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城西プロコン養成塾 19期 第3回講座開催報告 「納得!プロコンとして知っておくべき人事管理と事業再生について」 

城西支部 太田 守彦

8月19日(土)に城西プロコン養成塾「JOPY」の第3回講座が開催されました。お盆明けにもかかわらず、東京は朝から30度を超える暑い日でした。汗を何度も拭いながら会場に到着しました。第1回、2回の講座が終了して早くも第3回目でカリキュラムも半ばに入りました。今回は、野中剛講師による「中小企業の人事労務施策と人材育成」と北川晴久講師による「事業再生の実務」の2つの講座を受講しました。

午前の講座の野中講師は中小企業診断士と社会保険労務士の資格をお持ちで、多面的に中小企業への支援活動を行いながら活躍されています。講義内容は、①中野区にある中小零細企業の人手不足について、②労働法規関連の基礎知識、③人事労務施策に影響を与える主な外部環境の確認、④人事労務施策の勘所という構成で、実例を用いながらわかりやすく講義を行っていただきました。

人手不足に関する講義では、“経営者から人材採用についての相談があった場合にどのように対応をするのか?”という個人ワークの際に、私たちは制約条件を勝手にかけて、人材採用に限った対応について考えてしまいました。野中講師からは、①まずは、どんな存在が必要なのか整理すること、②雇用以外の選択肢がありうるか検討すること、③社長が前向きになる取組みを考えることなど、人事に関する相談であっても戦略論から入った方が明るい未来をイメージできることが多いことを教えて頂きました。最後に、1社で良いので顧問契約を結んだ顧客へ毎月提案をすることで自身の能力を高めていくことを推奨いただきました。

午後の講座の北川講師は2001年に診断士登録をされ、事業再生のプロとして独立されています。講義内容は、①事業再生の目的と概要、②事業再生の財務DD、③事業再生支援の目指すところについてわかりやすく講義していただきました。
特に、事業再生の財務DDの中で、会社の資金繰りが厳しくなったときの対策や倒産に至らしめないための診断士の役割の重要性については、見るべき7つの指標をモデルケースとして用いながら説明を頂きました。今まで触れる機会がなかった財務DDについて理解が深まったと同時に、事業再生について身近なものに感じたことは大きな学びでした。

8月31日からは商店街診断がいよいよ始まります。中小企業の経営者に適切な助言・提案のできる診断士となるため、講師の皆さんや同期生との交流を深めながら診断能力の向上を図って参ります。

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