1. HOME
  2. Members
  3. 地域支援ノウハウ集・中小企業施策活用事例集セミナー(オンライン)開催報告

地域支援ノウハウ集・中小企業施策活用事例集セミナー(オンライン)開催報告

城東支部 海野 大樹

7月9日(日)地域支援ノウハウ集・中小企業施策活用事例集の支援事例についてセミナーを開催し、23名の方がご参加され、城東支部の会員2名の講師にご登壇いただき、盛況でした。

・「地域野菜『寺島なす』を活用したまちづくりおよびブランド化の支援」(地域支援ノウハウ集より)講師:渡辺 英史会員 

講師は、2021年10月から約1年間にわたり寺島・玉ノ井まちづくり協議会に対し「寺島なすを活用したまちづくりに関する支援」に参画されており、その内容と執筆の体験談をご講演いただきました。

前半は、執筆のきっかけと体験談でした。なぜ「地域支援ノウハウ集」が読みにくいのか分析し、そこから導いた講師独自の執筆の攻略法を披露いただきました。また、講師は1時間の動画撮影にも取り組まれており、パワーポイントで動画撮影する際のマイクのノイズ対策やお勧めデザイン機能が役立った話など、動画を撮影するためのポイントを説明いただきました。

後半は、支援ノウハウに関するご説明でした。支援先は「寺島なす」の認知度を高めるために10年以上の活動を行っており、体系的な取り組みの重要性を認識しているが、取り組めていないとのことでした。課題認識をもつ協議会に対し、自律的にありたい姿に向かえるように意識醸成を働きかけ、KJ法分析会などでメンバーに積極的に参加していただき、自分ごと化していただくようにしたのがポイントであるとのことでした。

 

・「介護施設・事業所における業務継続計画(BCP)作成支援に関する研修」(中小企業施策活用事例集より)講師:高田直美会員 

講師から、2024年度から全介護事業者にBCPの策定が完全義務化されるにあたり、事業者へ対応された内容や経験談をご講演いただきました。

前半は、介護事業者にとってのBCPの重要性と作成のポイントでした。大規模災害や感染症にあっても事業を中断させないことや速やかな復旧が必要であること、災害と感染症では事業者の時間経過に対する業務量や優先度が異なるなどご説明いただきました。BCPは、平常時に準備を進めることが重要で、ガイドラインに沿って作成できるとのことでした。

後半は、講師の経験談でした。介護施設の現場では資料の作成に慣れておらず、日々の業務に追われる中、BCPの作成が滞りがちであり、中小企業診断士の助言は非常に感謝されたとのことでした。専門家の力を借りた方が実効性のあるBCPが作成できるので、専門家派遣にしてはどうかという提案で締めくくりました。

・セミナーを開催して

講師の皆様、セミナー参加者の皆様、お忙しい中ご参加いただきありがとうございました。また、講師の発表が良かったので、参加者が熱心に聴講されており、活発な質疑応答があってよかったです。

その結果、アンケート結果も好評であり、来年は是非執筆したいという意欲を持たれた方が多かったです。今回のセミナー開催で地域支援ノウハウ集や中小企業施策活用事例集の意義を支部の皆様に共有することができ、非常に効果的なセミナーであったと考えました。

関連記事

アーカイブ