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中小企業診断士による社会貢献事業(災害復興・災害支援)について
首都防災ウィーク(2023年9月9、10日)への参加報告

城北支部 楠木 一央

社会貢献事業推進委員会の活動の一環として、参加させていただいた首都防災ウィーク(イベント開催期間、2023年8月20日~9月10日)の報告をさせていただきます。

首都防災ウィークが行われた墨田区横網町公園(旧被服廠跡地)は、関東大震災(1923年9月1日)の際、大規模な火災旋風が発生し、3万8000人もの命が奪われた場所です。関東大震災全体での死者数が10万5000人であることからも、その被害がいかに甚大であったか推察できるかと思います。その後、昭和5年に震災慰霊堂が建てられ、被災された方の遺骨が収容されています。その過去の災害の悲劇の現場で、過去の教訓を学び、伝え、未来に起こりうる災害の被害を軽減するため、2013年(関東大震災より90年)に始まったのが「首都防災ウィーク」です。

関東大震災からちょうど100年の節目を迎えた今年は、4年ぶりのリアル開催となりました。今年のテーマは「関東大震災100年、迫り来る首都地震~私たちは何をなすべきか?」です。コンテンツとしては、東日本大震災の被災地でもある岩手県大船渡市とも連携をしながら実施している囲碁大会、毎回人気のサンマ炭火焼1000尾無料配布のほか、鎮魂と規模の世界音楽祭、各種シンポジウムやフォーラムなど、過去の災害を振り返り、未来に備えるためのさまざまな催しが行われました。また、今年の新たな取り組みとして、大船渡市碁石地区の被災者の皆様が同地区で切り出した100本の竹を東京に運び、ワークショップにより竹灯りを作成し、開催期間中、慰霊堂前で展示を行いました。

本イベントの最後の2日間(9月9、10日)は、横網町公園内に、防災に関する展示や大船渡物産品販売、飲食屋台を行うテントブースを設置しました。当委員会では、東京協会が設立以来、社会貢献事業の一環として参画する「災害復興まちづくり支援機構」の出展ブースの運営をサポートしました。

「災害復興まちづくり支援機構」のブースでは、防災クイズ、防災ワークショップ、防災なんでも相談を実施しました。とくに、防災クイズは人気が高く、2日間で380名の来場をいただきました。クイズは比較的難易度が高かったものの、参加者の満足度も高く、楽しみながらも日頃からの防災意識を高める機会となりました。

引き続き、当委員会では診断士の社会的プレゼンスを上げるべく、診断士ができる、診断士ならではの社会貢献活動を行なっていきます。今後は、東京協会会員の皆様にご協力をお願いすることもあるかと思いますが、ぜひ積極的にご参加いただけますと幸いです。

 


【メイン会場の横網町公園】       【支援機構の防災なんでも相談コーナー】

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