城西支部「診断士としての未来を拓く ベテラン新人懇親会 『クエスチョン・クエスト』」を開催しました！

城西支部　三木進史

城西支部の交流イベント「診断士としての未来を拓く　ベテラン新人懇親会」を10月27日（金）に開催しました。この企画は、コロナ禍で下火となった会員同士の交流、特にベテランと新人という「縦」のつながりを深める場を作るため、城西支部の会員部と活性化委員会が合同で企画したもので、本年5月に続き2回目の開催となりました。

会員がお互いを知り交流を深めながら学びもある場というテーマに沿って、今回は対話型カードゲーム『クエスチョン・クエスト』を行いました。『クエスチョン・クエスト』は一般社団法人企業の未来づくり研究所が開発した、人間関係・コミュニケーションに関する様々な課題を乗り越えるための研修ワークショップです。
企業におけるコミュニケーションの課題といえば、「遠距離／オンラインでも信頼関係を作るにはどうしたらよいか」「年齢・性別・上司部下などのさまざまな垣根を越えて率直なやりとりをするには」「意見やアイデアが活発に出るような風土にしたい」などがあります。『クエスチョン・クエスト』では企業が課題と感じる「対話」のあり方と、その前提条件であるメンバーの「関係性」の重要性を体感できます。

当日は、診断士1年目から10年目以上まで幅広い層から20名を超える方に参加いただきました。最初に講師の(一社)企業の未来づくり研究所の石島幸子氏より、このワークショップの柱である関係性や信頼、受講の成果を高めるコツについてのレクチャーをいただき、その後、参加者は５つのテーブルに分かれて、ゲームが始まりました。
ゲームの進め方は、カードに書かれた「お題」への回答を参加者が順番に答えていき、最後の人はカードを見ずに他の参加者の回答からお題の内容を当てるという流れです。たとえば、あるお題に対しての回答が、Aさんは「この研修で実務ポイント5点をもらえます。」、Bさんは「皆さんに仕事の紹介をします」、Cさんは「今すぐにビールを飲めます！」、であったときに、この3人に与えられたお題は何かを最後の参加者のDさんが「お題は●●だと思います」とこたえ、あわせてお題に対する自分（Dさん）としての回答も言います。
シンプルなゲームですが、お題への回答を考えることも、お題を当てることもなかなか難しく、私が参加したテーブルでも、皆さん話し手の顔をじっくり見ながら言葉一つひとつを食い入るように聞いていました。実はこの聞く姿勢こそが、話を正確に理解したい聞き手と、自分の話を正しく受け取ってもらいたい話し手の間での良い印象・信頼につながるという、このゲームの狙いです。さらに、参加者の回答には、目標とする仕事やキャリア、得意分野、人にしてあげたいことなど、それぞれの人柄や価値観が現れており、今日初めて会った参加者同士も、ゲームが終わるころにはお互いのことがわかり打ち解けて、和やかな良い雰囲気になっていました。

イベント実施後のアンケートでは、「深いコミュニケーションが図れて楽しかった」「懇親だけでなく気づきの多いワークだった」「ゲームで先輩診断士の方々とぐっとお近づきになれた」など、企画を通して交流を図れたことや、仕事にも活かせる気づきが得られたという声がとても多く、開催した手ごたえを感じられました。これからも診断士同士の交流を深める企画に、どんどん取り組んでいきたいと思います。