中小企業に必要なITを活用した経営力強化
城北プロコン塾・第5回講義受講報告(10月21日受講)
城北プロコン塾第5回目は、東京都北区中小企業経営診断協会代表理事、東京協会コンピューター研究会の幹事をしていらっしゃる木野直之講師による「ITを活用した経営力強化」についてのご講義でした。
本講義では、「サーチエンジンマーケティング」「ネットマーケティング」「ネットショップ」「アクセス解析」などといった項目を中心に実例を交えながらご教授いただきました。IT関連があまり得意ではない私にとって話についていけるか心配でしたが、木野講師が支援してきた経験を踏まえてわかりやすく教えてくださいましたので、よく理解することができました。
講義の中で「ITは企業を支援するための道具である」と話されていたことが特に印象に残りました。ITをなんでも導入すればよいのではなく、導入の目的を聞き出し、目的や代用手段の有無によってその要否を判断する必要があることに気づかされました。
また、ITを活用した経営力強化という内容の講義でしたが、「最も重要なのはマーケティングスキル」とも話されており、ITは利益拡大や業務の効率化などの目的のために活用する手段の一つで、ITを生かすためにはマーケティング知識も重要であると認識いたしました。
私は、弁護士として、事業承継時の経営者保証の解除についての金融機関との交渉、取引先との金銭トラブルによる訴訟対応、賃料(家賃)交渉、労務トラブル(会社側)などを行ってきました。また、事業承継と絡めた遺言の作成や相続トラブルへの対応など、企業のみならず経営者個人への法律相談にも対応しております。そんな自分にとってIT関連は苦手な分野でしたが、IT活用の重要性やその意味を学ぶことが出来ました。今後は講義で学んだことを生かし、法律相談等を糸口にして、IT活用の重要性に加え、中身についてもよく考え検討し、その企業にあった提案ができるようにしていきたいと思います。
城北支部 加藤 寛久
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