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中央支部研修部 第3回「知のホットコーナー」
中小企業診断士によるChatGPT活用セミナー

中央支部 福田 まゆみ

1月24日(水)に、中央支部研修部主催の「知のホットコーナー」が、中央支部事務所で対面形式とリモートの併用で開催されました。講師は、Accenture の IX Consultantであり、株式会社Tech0 のデータサイエンティスト/講師である八木正彰氏でした。参加者は事務所内の5名とリモートで参加した51名、さらに後日配信を通じて参加した他の29名を合わせて総勢85名でした。
中小企業診断士としての業務にChatGPTを活用するため、原理(Transformerモデル)、基礎(プロンプトエンジニアリング)、応用(GPTs)についてわかりやすく解説していただきました。


八木正彰氏は、MicrosoftのOpenAI担当者とともにプロジェクトを推進されているとのことで、セミナーの内容は深く、具体的で、やや難しい内容ではありましたが、そのやや難しい内容の説明があったおかげでChatGPTの使い方や検索結果としての回答について理解しやすくなりました。
まず、ChatGPTの原理を分かりやすく説明していただきました。ChatGPTは、Generative Pretrained Transformer(直訳:生成的な事前学習済みのTransformer)の略であり、Transformer モデルが主要な機能であることを理解しておくと、検索する入力方法(型)が分かりやすくなります。

次に「プロンプトエンジニアリング」の説明でした。プロンプトは、生成系AIに対する入力情報を指します。「プロンプトエンジニアリング」は、生成系AIの出力を最適化するために適切なプロンプトを設計する技術のことです。
プロンプトは、Zero-shot学習とFew-shot学習があり、より正確な答えを出させたい場合は、Few-shot学習となるように「指示」、「背景」、「入力データ」、「出力形式」の4つの要素をしっかり含め質問すると、より目的にあった回答を得られやすくなるとのことです。
AI技術は数年前より話題になっており、工場や業務で有効活用できるということで耳にするようになりました。ただし、実際AI技術を活用するにはハードルが高く、専門家でないと利用できないものと感じることもありました。そんなAI技術が身近に活用できるとあって、ChatGPTは、話題になってから広まるのも早く、業務活用でも期待されるツールとなりました。
今回のセミナーでは、当然AIを理解するのは難しいと思いましたが、ある程度の理論を知っていれば診断士の業務で活用でき、有益な検索結果が期待できると思いました。

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