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【令和6年度社会貢献事業】地域密着の活動を開始~城東支部・社会貢献事業推進部~

城東支部 宮田 昌直

城東支部の社会貢献事業は3年間の活動実績を踏まえ、2024年度より支部の部活動として位置づけられました。4月13日に第1回定例会でキックオフし、5月11日の第2回定例会を経て、今年度の活動内容を具体化しているところです。城東地区の中小企業や行政に密着した活動計画について、報告いたします。

3年前の当初、社会課題として取り上げたのは「気候変動・水害」「格差・貧困問題」「プラスチック資源循環」「スマート社会・DX」「食品ロス」という5つのテーマでした。チームごとに研究を進めるとともに、SDGsという大きな括りを意識して地元自治体や関連団体との意見交換を進めてきました。2022年度からは「気候変動経営」「サーキュラー・エコノミー」「レジリエンス経営」という3テーマに集約し、セミナー等の発信を増やしています。今年度の推進体制と主な狙いは次のとおりです。

(支部説明会の資料より)

◇チーム編成:3つの社会課題によるチーム編成は継続。部長と4人の副部長が推進役となります。

【気候変動経営チーム】昨年度は環境省の脱炭素化モデル事業に参画し、中小企業支援の実践を通して脱炭素化支援のノウハウを得ました。この知見を生かして、城東地区の自治体と企業に対して支援プログラムを提案していくことにトライします。また、行政においても重点課題となる分野であるため、政策面での情報キャッチアップは引き続き行っていきます。

【サーキュラー・エコノミーチーム】今年度は、サーキュラー・エコノミー(CE)推進に向け、自治体や中小企業に対する活動・実行支援を推進していきます。地元自治体への貢献のためにも、CEの先進的な取り組みを行う他の自治体の事例を把握し、地域での資源循環の理想の姿を押さえるとともに、事業者への提案を行うために、業界軸など重点課題を設定して動向をキャッチアップしていきます。

【レジリエンス経営】今年度は「ビジネスと人権」「働きがい」「心理的安全性」といったテーマで調査・研究を続けます。具体的には、地元中小企業や支援者に対して敷居の低い啓発活動を行うことが第一歩であると考えます。そのためには、まず我々が「ビジネスと人権」に関する理解を深めるべく企業内外の広い視点で研究を行い、秋を実施目標としてセミナー開催等を計画していきます。

◇部全体としての総合力向上のために:各チームの活動をこれまで以上に連結させて地域貢献度を高めることを目指します。チーム別定例会に加えて、毎月1回の全体会議で情報共有を行います。

昨年度実施した「墨田区SDGsセミナー」は、全5回の中でテーマに応じて講師を分担し、全チームが協力して運営を行いました。今年度もこうしたチーム分担の手法で自治体連携の活動も見込んでいます。また、セミナーを起点として、参加企業の希望に応じたテーマ別の支援に発展することも想定しています。

(昨年度の実績紹介より)

それぞれのチームで社会課題の調査研究を深めながら、全体としてのパフォーマンスを高めて地域貢献につなげていこうと、城東支部・社会貢献事業推進部が始動しました。

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