「令和6年度 経営革新優秀賞表彰式」が行われました
経営革新計画・実践支援研究会 藤本 心平
2024年(令和6年)11月21日(木)、東京ビッグサイトで開催された「産業交流展2024」第2日のメインステージで、第15回東京都経営革新優秀賞表彰式が行われました。
主催者を代表して東京都の田中産業労働局長、福田商工部長、審査委員長として一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会の松枝会長、および受賞企業各社代表が出席されました。
開会・出席者紹介の後、松枝会長から審査員長講評がありました。
【受賞企業】
○最優秀賞 1社
・昭和印刷株式会社(「PC連携型仕分発送事業」計画~印刷・印字・仕分けの融合による革新的な印刷事業展開~)
○優秀賞 1社
・株式会社ウオールナット(ロボット化推進とIoTの強化、およびエキスパートシステムによるインフラ点検事業)
○奨励賞 3社
・株式会社イマジネイション・プラス(電子絵本、オーディオブックの提供による経営革新)
・株式会社ENJOY JAPAN(中国大陸向けマーケティング&消費者データ解析システムの開発)
・株式会社平沢製餡所(新製品開発により、新たに洋菓子店との販路を構築)
田中産業労働局長が祝辞を述べられ、受賞企業を代表して、最優秀賞に輝いた昭和印刷株式会社の田村代表取締役から、受賞のご挨拶がありました。
「産業交流展2024」西2ホールには、「経営革新優秀賞ゾーン」が設けられ、受賞5社がそれぞれ展示ブースを出しておられました。表彰式の後、各ブースで受賞企業の代表から詳しい話をお聞きすることができました。各社それぞれに雌伏の時を経て、自社の強みを磨いて変化する外部環境に対応させ、見事な成果を出しておられました。どの企業も、お客さまのニーズが出発点で、社内の皆で良く話し合って、アイデアを出し合って検討された点などは共通していました。
産業交流展は27回目ということで、中小企業の展示会としては国内最大級の規模になっています。「東京都ベンチャー技術大賞」の表彰式や受賞企業のブースもあり、革新的な技術やアイデアにあふれた展示会となっていました。事業のヒントを得たり、人脈を作ったりするチャンスでもあります。中小企業診断士としても、支援先の販路拡大、企業間連携、情報収集・交換の場として、年に一度のこの機会を有効活用されてはいかがでしょうか。