『城南支部 城南プログラムリアル開催セミナー「パラレルキャリアのススメ」開催報告』

城南支部 黒田 智子
2025年2月6日に城南支部 能力開発推進部主催による城南プログラム講座「パラレルキャリアのススメ」が開催されました。平日18時半開始にもかかわらず会場が受講生で埋め尽くされていたことからも、パラレルキャリアへの関心度の高さが窺えます。
現在の日本社会は、働き方の多様化により副業・兼業へのハードルが低下してきています。本セミナーはパラレルキャリアを目指す診断士に向け、パラレルキャリアの構築方法やメリットを情報共有し、今後のキャリアの可能性を広げる機会として開催されました。

「パラレルキャリアのススメ」
講師は、12年に渡り企業内診断士として様々な実績を積み上げてこられた三海泰良会員です。今では一般化している副業・兼業ではありますが、三海会員が始められた頃は非常に珍しかったとのこと。そのような環境において農業・食品業界の専門家として、いかに顧問契約を獲得したか、いかに講師スキルを身に付けたか、という三海会員の経験談はパラレルキャリアを目指す私にとって励みとなりました。
また、セミナー本編の内容はパラレルキャリアの道を歩むことを改めて決意させるものでした。
長寿化・高齢化の日本社会では1つの企業でキャリアを終えることが困難です。では第二の職業人生はいつ始めるべきか。三海会員曰く、「50歳位までに」と。70代、80代から診断士活動を開始する診断士には顧客となる企業も依頼しにくいからです。自分の年齢を思い出し若干の焦りが生じました。
次のテーマは、なぜ独立ではなくパラレルキャリアなのか。近年は社会変化の要因が多く発生し、診断士の活躍の場が増加しています。それにも拘わらずコンサル倒産件数は過去最高を更新。収入は生活の基盤であり、安定させておきたいもの。そこで推奨されるのがパラレルキャリアとのことです。収入確保の為に定年まで本業を頑張ろうとの決意した受講生も多かったことでしょう。もちろん私もその一人です。
では副業としての診断士業の収入は如何ほどか。アンケートによると年収は200万円未満が一番多く、全体の86.4%。ここで三海会員から「オフレコですが…」との前置きがあり、三海会員ご自身のリアルな週間スケジュールや月収額が公開されました。オフレコなので詳細は控えますが、あまりにも生々しく今回のセミナーの中で一番印象に残りました。そして具体的であったからこそ副業生活のイメージをしっかり掴むことができました。
最後は「仕事との出会い方」です。診断士試験合格後、診断士としての仕事をしていない方も多いでしょう。「紹介」が案件獲得の王道であり、副業として多い業務が執筆・セミナー講師・補助金関係であることは周知のことです。本セミナーではそれに加え、Googleアラートの活用、専門性の習得といったお話がありました。早速、私も「専門家登録」などいくつかの単語をGoogleアラートに登録。今では労せず最新情報を入手することができるようになりました。専門性習得については、専門書を10冊読む、展示会に参加する、知見の深い方の話を聞く、といったことを推奨。また習得した知識やスキルの陳腐化を回避する為、それらの継続が必要とのこと。診断士試験合格後、のんびり過ごしていた私にとって耳の痛いお話でした。日々精進。改めて胸に刻みました。
本セミナーにおいてパラレルキャリアの必要性、そのための活動方法をデータに基づき論理的に学ぶことができました。このような学びの場を設けてくださった城南支部 能力開発推進部の皆様、講師の三海会員には大変感謝しております。この貴重な学びを糧にこれから一歩一歩パラレルキャリアの道を歩みたいと思っています。