能力開発推進部主催 2025年4月11日 知のホットコーナー
「地域密着企業が取り組む業態開発 “顧客伴走型経営” の実践事例」

～令和6年度 中小企業経営診断シンポジウム、経営革新支援事例論文最優秀賞（中小企業庁長官賞）受賞論文～
2025.04.11セミナー・イベント開催報告

2025年4月11日、東京都中小企業会館にて能力開発推進部主催の「知のホットコーナー」が開催されました。今回は中小企業診断シンポジウム 経営革新支援事例論文の最優秀賞（中小企業庁長官賞）を受賞された吉田 喜彦氏よるセミナーを対面のみの定員24名限定で開催しました。

テーマは「地域密着企業が取り組む業態開発 “顧客伴走型経営” の実践事例」。前半では論文で取り上げた、リフォーム業企業の販売促進チラシの支援でV字回復を実現した事例の骨子を説明しながら、伴走支援の本質とは何か、初回企業訪問の目的とゴールは何か、論文執筆において説得力のある構成や表現はどうするべきかなどをわかりやすく説明していただきました。

また、後半では論文の各パートの核となる考え方について吉田氏が指導を受けてこられた師匠の方々の紹介や、既存の理論（経営知識）を使わずに顧客の厚い信頼を勝ち取った企業の事例の動画視聴がありました。

はっと気づかされる金言フレームワークや世界観が次々と出てきて、書き取ることに苦労される方々もたくさんいらっしゃいました。セミナー中やネットワーキングタイムや懇親会では、質問が続きました。

参加者の皆さんが、今回のセミナーがきっかけとなり、心・技・体のスキルを磨いて成果を上げられるだけでなく、その手法を誰もが再現できるようわかりやすい論文にして発表されることを期待します。

中央支部　大石　泰弘