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コンサルティング・ビジネス研究会 StepUpマスターコース 第7回受講報告

城西支部 小澤 芳明

2025年11月28日(金)、としま区民センターにおいて、第7回コンサルティング・ビジネス研究会(CB研)StepUpマスターコースが開催されました。当日は、CB研の分科会(夜の7–11)との合同開催となり、主にマスターコース受講生による自主企画セミナーの模擬講義、およびそれに対する質疑・フィードバック、アンケート回収が行われました。自主企画セミナーとは、受講生がチームを組み、企画・コンテンツ作りから集客・会場運営に至る全プロセスを自らの責任で行うものです。セミナー開催をゴールとせず、そこからコンサルティングセールスにつなげていく実務を含んでおり、プロとしての「実戦」デビューを飾る場となっています。

■ 開会の挨拶と趣旨
岩本健一塾長からは、「本日の模擬講義は、“参加したい”と感じてもらえることを意識して臨んでほしい」との留意点が示され、それを受けて受講生の表情も引き締まっていきました。また、定例会参加者には、セミナーの質向上のため、受講生に対し建設的な批判を積極的に寄せてほしい旨の協力依頼がありました。

■ マスターコース受講生による模擬講義
いよいよ、3チームによる模擬講義が始まりました。各チームが企画しているセミナーのテーマは以下の通りです。
・美容業向けセミナー
あなたのサロンをアップデート ~お客様満足も売上も、無理なく上げる~(ビューティ&ウェルネス推進協会:チームずんだ)
・生成AI活用セミナー
効率よく稼ぐ中小企業診断士になるための生成AI活用セミナー ~企業内診断士の副業にもなる補助金申請支援とは~(生成AI活用推進研究会)
・産学連携セミナー
産学連携の始め方!中小企業支援に効く“外部リソース活用術”~補助金・人材・知財を味方につける実践ノウハウ~(産学連携戦略研究所:テトライノベーション)

各チームの代表及び担当者が、本番を想定した内容を凝縮した形で模擬講義を実施し、講義終了後にはアンケートを回収しました。集計結果は後日、各チームに共有される予定です。

■ 参加者から寄せられた主なフィードバック
模擬講義終了後、参加者からは以下のような率直かつ厳しい意見が寄せられました。
・「実例として話しているのか、典型例なのかが分かりにくかった」
・「どの範囲に限定した話なのか、事前に明示したほうがよい」
・「より大型補助金への展開の可能性にも触れられるとよい」
・「セミナー受講後に参加者をどう導くのか、バックエンドを想定すべき」
・「プレゼン資料の構成が、聞き手のタイプに合っていない」
・「内容が難しすぎてよく理解できなかった」
・「チラシで事前に伝えるべき事項は明記したほうがよい」
・「セミナータイトルやアピールポイントをさらに工夫できる」
受講生たちは鋭い指摘にショックを受けながらも、真摯に受け止め、より良いセミナーに高めるため構想を練り直す決意を新たにしていました。

■ 岩本塾長・佐藤代表からの講評
3チームの模擬講義を受け、岩本健一塾長および佐藤一彦代表からは、今後の集客に向けた具体的なアドバイスがありました。特に、「メールで案内しただけでは相手はほとんど見ていない。確実にリーチするための工夫が必要」との言葉が強調され、受講生にとって身の引き締まる指摘となりました。

■ おわりに
自主企画セミナーの本番まで、残り1〜2か月となりました。初めてのセミナー企画に試行錯誤しつつも、各チームは着実に前進しています。今回の模擬講義とフィードバックは、稼げる独立診断士として求められる「プレゼンテーション力」「企画PR力」「広告宣伝力」を磨くうえで、大変参考となるものでした。今後の各チームのさらなる成長と成果が期待されます。

以 上

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