三多摩支部TAMA活性化支援グループ 「経営オープンセミナー」
1部 創業者のための事業計画作成支援の1パターン
~セミナーで意識向上と作成スキルアップを目指す~
2部 中小企業の未来をひらくDX経営
〜“実践的なDX”の進め方〜

三多摩支部「TAMA活性化支援グループ」は2025年11月18日(火)に経営オープンセミナーをオンライン開催。二部構成で、第1部「創業者のための事業計画作成支援の1パターン~セミナーで意識向上と作成スキルアップを目指す~」、第2部「中小企業の未来をひらくDX経営〜”実践的なDX”の進め方〜」のテーマで実施されました。
第1部では、講師を中野会員が務め、羽村市の創業支援セミナーにおける講師登壇事例をもとに、事業計画書の意義と作成方法について解説をされました。創業においては、情熱や使命感といった「想い」だけでなく、冷静な分析と計画性が不可欠であり、事業計画書はその両者を結びつける役割を果たすことを強調されました。続いて、創業計画書の構成要素として、事業概要、経営戦略、収益・資金計画、財務諸表などが紹介され、実際の記入例を用いながら、具体的な記述方法についての解説がありました。特に、羽村市の創業支援補助金制度においては、申請時に提出が求められる事業計画書の様式や記載内容が詳細に示されました。また、他の各種公的支援制度においても事業計画書の提出が求められることが紹介されました。最後に、「夢は叶う!」のメッセージで締めくくられました。
第2部は講師を酒井会員が務め、DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何かを起点に、中小企業白書をもとに中小企業のDX推進の現状や課題について解説されました。特に、デジタル技術の活用が業務効率化や競争力強化に直結することが示され、DXの必要性が強調されました。続いて、DX推進の具体的な方法として、業務プロセスの見直しやITツールの導入、従業員の意識改革などが解説されました。支援事例では、DX認定取得後の実装段階における支援事例が具体的に紹介されました。
最後に、DX経営がもたらす企業価値の向上についてまとめられ、持続的成長に向けた戦略としての支援者が支えるDX経営の重要性が再確認されました。
両テーマとも実践的な質疑応答がなされ、有意義な勉強の機会となり終了いたしました。