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城南支部 城南プログラムリアルセミナー『マイスター制度』受講報告

城南支部 渡邉 邦夫

2025年12月4日開催の城南プログラムのマイスター制度「経営力再構築伴走支援の成功事例と失敗事例 (対面講座)」に参加させていただきました。講師は東京都中小企業診断士協会会長の森川雅章会長でした。参加人数も15名と絞られていたため、大人数のセミナー形式とは異なり、講師との距離も縮まり、先生の温和な性格も手伝って、和やかなムードでお話は進められました。

伴走支援が語られる時には必ず「対話と傾聴」と言う言葉が出てきますが、講師の会社員時代のお話から始まって診断士登録後の活動などをご紹介いただいて聞いていると、そのご経験の中で得られた知識や経験が、対話と傾聴を成功させる礎になっておられる様に思いました。また「誰もやる人がいなければ自分が手を挙げる」という姿勢も、その経験の幅や深さを拡げているのだと思いました。

 

自己紹介と今までの経験や活動について一通りお話があった後、沖縄での伴走支援でどのようなことをしてきたかのお話がありました。自分自身、伴走支援とか寄り添うとか言いながら、支援先自身に会社の課題に気づかせ、考えさせ、対応方法にまで至らせることはまだまだできていないことを痛感させられる内容でした。色々と話を聞いているつもりでも、最後は提案型支援になってしまっているケースが殆どと気づかされました。今回事例を含めて中身の濃いお話が伺えたのですが、その中でもワークショップ方式による「未来対応型問題解決手法」は大変参考になりました。如何に普段考えていることを形式に自然に書き出させるかが一番のポイントである様に思いました。

また、森川会員は図表に落とし込むのがお上手です。まず支援先から聞いた業務フローを図表にし、これに伝票の動き(経理の管理)を重ねてみるなどすることで、自然にその業務の中における課題が見えて来て支援先自らがそれを指摘できるようにしていくなどに役に立てておられます。これも伴走型支援を進めていく良い方法だと思われました。

このプログラムでは、事前に参加者が質問を提出し、森川会員がそのすべてに対してプログラム後半の時間を使ってその場でご回答を頂きました。私も幾つか出していたのですが、その中で「支援先の社長は話の内容に感心して評価してくれるメッセージをくれるのに、実行に移してくれないが、どうしたら良いか」という質問に対して、森川会員は「それは、まだ社長の言葉としてしゃべらせていないからだ」という回答をくださいました。提案しないで経営者がやりたいことを引き出すことが重要で、教えるのは実現する為に考えて求める手順だということです。まだまだ学びと経験、チャレンジが必要なようです。

このプログラムは懇親会とセットで出席して更に深く先生のお話を伺うことが魅力です。

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