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年頭所感 新年のご挨拶

一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会 会長 松枝 憲司

新年明けましておめでとうございます。
令和8年の新春を迎え、平素より当連合会の活動にご理解とご協力を賜っております東京都中小企業診断士協会の会員診断士の皆様及び関係機関の皆様に、心より御礼申し上げます。
一昨年10月に名称を「一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会」、略称を「日診連」へと変更し、昨年一年を通じて、全国各地の都道府県の行政や地域支援機関への表敬訪問及びイベント参加等により、新名称の周知に努めてまいりました。結果として、「中小企業診断士という専門家集団の連合会」であるという当会の役割と使命が、確実に内外に浸透してきたと実感しております。今後も、名称変更の趣旨にふさわしい活動を一層充実させてまいります。
中小企業を取り巻く経営環境は、依然として不透明感の強い状況が続いており、国におきましては、価格転嫁や生産性向上といった賃上げ対策、成長企業・スタートアップ支援、人材不足や米国関税をはじめとする環境の変化への対応等、多方面からの政策が総動員されております。その最前線において、これらの施策を実際の現場で活かし、中小企業・小規模事業者の経営改善や成長を支えていくことこそが、私ども中小企業診断士に課せられた使命であると考えています。
生成AIが急速に普及している中において、経営者に寄り添い伴走支援を行う中小企業診断士が、経営者から信頼される存在であり続けるためには、知識や情報だけでなく、誠実さ、共感力、責任感といった「人間力」が、これまで以上に重要になってくると思います。日診連としましても、研修の充実や人材育成の強化を通じて、会員診断士一人ひとりの専門性と人間力の向上を支援してまいります。
昨年の干支「乙巳(きのとみ)」には、「脱皮し成長し、努力を重ねて物事を安定させていく」という意味があるとされています。「丙午(ひのえうま)」の本年は、陽の気が強まり、物事が勢いよく進展していく年ともいわれます。日診連および東京都中小企業診断士協会の活動が、これまでの取組みを土台として、さらに力強く飛躍する一年となることを心より期待しております。
結びに、本年が皆様とご家族にとりまして、健康で実り多い年となりますことを祈念申し上げますとともに、中小企業診断士としてともに歩む仲間として、引き続きのご支援・ご協力を心よりお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

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