城南支部認定「中小企業SDGs支援専門家養成コース」:第9回の実施報告~先進中小企業の社長様の講和~
城南支部
金子 啓達
私は城南支部認定「中小企業SDGs支援専門家養成コース」のスタッフを担当しており、以下に養成コース全体の概要、第9回目の実施内容および最終回の予定などについて、紹介いたします。
1.養成コース全体の概要
本コースは、大きく変化する社会・経済環境の中、今後市場ニーズの拡大が期待できる中小企業SDGs経営の支援専門家を養成するための城南支部認定コースです。SDGs支援ビジネスを行う支援者に、業務上必要な知識と技能を高めるために一定期間特別に教育する研修コースで、「SDGs経営の基本知識」と「SDG Compassの5ステップによるコンサルスキル」を身に着けることができます。
当コースは上記以外に、企業経営者の講和、グループワークおよび受講生によるプレゼンテーションも行っています。
2.第9回の実施報告(2月18日実施)
これまでは「SDGs経営の基本知識」と「SDG Compassの5ステップによるコンサルスキル」を学んできましたが、第9回では2部構成で行われました。
1)第1部は研修の総仕上げとして最終回の参加者全員の発表を踏まえた事前プレゼンテーションを行いました。
各自の発表の後、参加者全員でプレゼンテーションの改善点について話し合いました。プレゼンテーション内容ばかりでなく、効果的なスライドの使い方について聴衆にどのように理解してもらうかなど、コミュニケーションの取り方についても熱心に議論がなされました。
2)第2部はSDGsの先進中小企業「大川印刷株式会社」の大川社長のお話しを伺いました。
大川社長は、同社のSDGs経営の取組について、全社員の身近な気付きを社内のワークショップで共有し、さまざまなテーマでのプロジェクトに活かすことで、大川印刷のSDGs経営につなげてきた経緯や、社長ご自身の米国での異文化体験が会社のSDGs経営の原点であることなどをお話されました。
(大川印刷株式会社:創業1881年、資本金2,000万円、社員36名、本社は横浜市)
3.今後の予定
1)最終回は令和5年3月18日に実施予定で、当日は参加者全員の成果発表を行います。
2)「中小企業SDGs支援専門家養成コース」は令和5年度も、令和4年度と同様、6月からスタートする予定です。