東京都中小企業診断士協会国際部主催中小企業診断士向け【新規輸出1万者支援プログラム】説明会 実施報告 2024.09.30東京協会, イベント開催報告 中央支部 福田 洋久 2024年7月20日(土)、東京都中小企業診断士協会国際部主催にて、新規輸出1万者支援プログラム説明会が開催されました。本プログラムは2022年12月に開始された経済産業省の施策であり、経済産業省、中小企業庁、日本貿易振興機構(JETRO)、中小企業基盤整備機構(中小機構)が一体となり、新たに輸出に挑戦する事業者の掘り起こし、相談、費用補助、商社マッチングなどの支援を行う施策です。 今回の説明会は、中小企業診断士として、海外販路開拓を支援するため、中小企業が活用できる公的サービスを理解していただくことを目的に開催されました。開催はリアルとオンラインのハイブリッドで行われ、全国から300名(リアル参加36名)を超える方にご参加いただきました。 開催日:2024年7月20日(土) 場所:東京都中小企業会館9階+Zoomウェビナー 内容: (第一部)中小企業の海外展開支援策について 経済産業省・中小企業庁 (第二部)中小機構の海外展開支援策と活用事例 中小企業基盤整備機構 (第三部)JETROの海外展開支援策と活用事例 日本貿易振興機構(JETRO) 経済産業省 村上氏 中小企業基盤整備機構 西名氏 JETRO 高塚氏 第一部では経済産業省の村上氏より、現状と施策の全体像についてお話があり、参加者からは背景や概略が理解できたとご意見をいただきました。続く第二部では、中小機構西名氏より、本プログラムにおける中小機構の役割について、実際に支援策を活用した事例を踏まえてご講演がありました。最後に第三部では、JETRO高塚氏より、JETROで支援した多くの事例を交えてご講演いただきました。今回の参加者のうち約7割は海外展開支援未経験の診断士のため、具体的な事例が示されたことにより理解が進んだ、今後活用していきたいとの意見が多くありました。 また、30分に渡るQ&Aセッションでは活発に議論が行われました。各機関の役割分担、相談先等について質問されましたが、プロジェクトに関わる機関が同席したことで、即時、明確に回答があり、参加者にとっては非常にクリアに理解が進みました。 ハイブリッド開催が全国からの参加を可能にし、実に3割の参加者が東京以外の診断士協会所属でした。「海外展開」が全国の診断士にとって関心あるテーマであることが示され、有益な情報共有がなされた貴重な説明会となりました。 (参考)アンケートデータ ※東京協会70%、東京以外30% Post Share RSS feedly 東京協会, イベント開催報告国際部, 東京協会