目からウロコ!経営診断のイロハを伝授
第2回 城北プロコン塾午前の部報告(2024年7月20日受講)
夏本番を迎えた週末、朝から暑い日差しのなか会場に到着しました。すると、講義を担当される新木啓弘講師がわざわざ席まで挨拶に来られたのです。初対面だった私は一瞬にしてその優しさ溢れる人間性に惹き込まれました。
暑さも吹き飛ばす高揚した気分のなか、「経営診断プロセス及び報告書作成のポイント」の講義が始まりました。前半では主に経営診断に取り組む際の心構えを教えていただきました。そのなかで診断士の重要な資質として挙げられた「その会社の一員という思いで相手に寄り添う気持ち」という言葉に、朝の出来事が重なりハッとさせられました。新木講師の行動と言葉に心を掴まれ「自分が社長だったらこの診断士にお願いしたい」、まさにその感覚を実感した自分がそこにいたのです。
後半の経営診断と報告書作成では、一転して論理的な実践ポイントや具体例を数多く示していただきました。「ビジネスモデル俯瞰図」や「スキルシート」といった業務の見える化に必要なツールの活用方法に加え、演習を通した「実質純資産額の把握」や報告書作成における留意点など、一連のプロセスが体系化され、具体的なイメージへ結びつけることができました。
今回の講義は、さまざまな気づきを与えてくれたまさに「目からウロコ」の内容でした。鉄道会社で沿線住民向けの生活支援事業に携わるなか、中小のハウスクリーニングやリフォーム事業者の発展をサポートする機会も多く、相手に対する寄り添い方や論理的なアプローチ手法などは大変参考となりました。今回得た多くの学びを活かして、心通わす診断士として今後の業務や診断士活動に邁進してまいります。
城北支部 藤田 寛 fwkn4518=gmail.com
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