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「日本の食を支える豊洲市場新発見ツアー」参加報告

城南支部 大橋 光雄

8月3日(土)、城南支部会員部による「日本の食を支える豊洲市場新発見ツアー」イベントが開催され、支部会員(会員家族を含む)計36名が参加しました。
豊洲市場は、築地市場からの移転・開場前に土壌汚染問題が大きな話題になり、また開設後、隣接施設「豊洲千客万来」が多くの観光客で大変賑わっていることは知っていましたが、訪問したことがなかったため、このイベントをとても楽しみにしていました。
ゆりかもめの市場前駅の改札近くに集合した後、鮪(まぐろ)チーム、鯖(さば)チーム、鯛(たい)チーム、鰯(いわし)チーム、それぞれ8~10名の4チームに分かれて、各チームに江東区観光協会のボランティアガイドさんがついて、ガイドさんの説明をイヤホンガイド(案内用無線機器)で聴きながら、青果棟、水産卸売場棟、水産仲卸売場棟、屋上緑化広場を約2時間かけてまわりました。
青果棟では、野菜や果物の取引を行う卸売場を見学者デッキから見学しました。見学者デッキは12か月の野菜と果物の色で彩られたカラフルなつくりになっています。青果棟には「い通」、「ろ通」、「は通」から「る通」までありますが、「へ通」がないという説明を聴き、「へぇ~」とお決まりのダジャレを言いながら見学しました。初セリの縁起物の青果が盛られた見事な宝船も展示されていました。青果を保管する巨大な冷蔵施設の中を見ることもできました。
青果棟から、お寿司屋さんなど飲食店舗が並ぶ管理施設棟を通って、水産卸売場棟に行きました。水産卸売場棟は、国内外からの水産物の取引を行う場所で、朝5時頃に来るとマグロのセリを見学できます。見学者通路にあるQRコードからセリの動画を観ることができました。関係者の皆さんは午前1~2時頃からセリの準備を始めて、13時頃に後片付けを行って終了するそうです。我々とは6~7時間生活時間がずれており、なかなか大変な仕事だと思いました。見学者ホールには、築地市場で取引された最大級の国産クロマグロのオブジェ、セリの時に数を指で示す「手やり」の解説ボード、世界のマグロの生育場所を解説したボードもあり、とても興味深く感じました。
水産仲卸売場棟には、街の飲食店や市場で働く人が必要とする食材・道具が揃う、かなり専門的な店が並んでいます。市場で働く人専用の店や、昼には閉店する店もあり、店の前の通路はターレが通る道路になっていて、そういうことを下調べしてから訪問しないといけないなと思いました。また、棟の屋上緑化広場からは周辺の臨海地域が一望できました。
約2時間、あっという間でしたが、知らないことばかりで勉強になりました。ガイドさんの説明があって非常に助かりました。そして、この機能的な施設で働く多くの方々が我々の食生活を支えていることにとてもありがたい気持ちになりました。今回は立ち寄れませんでしたが、管理施設棟の飲食店舗や豊洲千客万来にも今度行ってみたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、すばらしいイベントを企画、運営いただいた会員部の皆様に感謝いたします。事前準備がいつも緻密だと感じます。今後のイベントの開催も楽しみにしております。

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