経営革新計画の作り方(計画を作るとは) ~第1回城北プロコン塾 受講報告(6月18日受講)~
城北支部 高梨好康
城北プロコン塾第1回は、梁川成豪講師(東京協会会員)より「経営革新計画の作り方」を座学とグループワークで学びました。座学では、東京都へ申請する場合を例に申請に記載すべき内容などを限られた時間ながら多くのことを教えていただきました。グループワークでは、飲食店を事例に「SWOT」「新たな取組み内容」「売上高、収支計画」を作成し、ディスカッションしました。本講義を通じ、計画を作る診断士の企業への役割の観点で、以下の2つの内容が印象に残りました。
・経営革新計画の策定にあたっては、経営者に「なぜ策定する必要があるのか」という必要性を感じてもらうことが大切である。
・企業のライフサイクル(成長ステージ)に応じた適切な支援が重要になる。
経営革新計画は資金調達面で優遇を受けられるメリットがあるほか、企業ライフサイクル上の成熟期で「次の手を打って将来を安定させる」という意味もあります。診断士は、診断士としての視点で経営者に働きかけ、経営を安定させる役割があり、そのタイミングごとの問題を解決できる具体策を提案することの重要性に改めて気づきました。
当日は講師の独立診断士としての経験談も多く、「記憶に残る自己紹介」など塾生には参考になることばかりでした。この中に「診断士は相手方による自助努力を促す」があり、これに感じるところがありました。会社員として、身に染みた経験があったからです。他部門と連携した際、こちらが必要以上に対応していたため、相手方は待ちの姿勢に入ってしまい進みませんでした。受講生として姿勢、課題に気づく一日でした。「自助努力を促す」基本を実践できる診断士でありたいと思います。