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城西プロコン塾 第4回開催報告 -人生をかけた創業者を支援するために-

城西支部 山本 康勝

10月15日(土)、城西プロコン養成塾(以下JOPY)18期の第4回講座が開催されました。

第1部は、中小企業診断士で税理士事務所代表を務める黒澤尚生講師による「中小企業の資金繰り」についての講義です。銀行の実務を知らない診断士にとってはあまり馴染みのない資金繰りについての理解を深めるもので、とくに資金調達の方法は、クラウドファンディングにまで及びました。「ものづくり補助金」の公募要領で、市場ニーズの有無の検証をクラウドファンディングに求めているほど一般的になっていることを知りました。演習では、資金繰り表の作成等がありましたが、手元資金が潤沢でない事業者にとっては重要な業務であると思います。

診断士の実務としての資金繰り関連業務としては、馴染み深いところでは、補助金の申請支援、顧問先や区の商工相談員として事業者から相談を求められることのほか、経営革新等支援機関として経営改善計画や早期経営改善計画の策定支援があります。これらの関連業務を活用して、より仕事の幅を広げていこうと思うきっかけとなる講義でした。

第2部は、創業支援を中心に活動されている平澤明講師による「創業支援の実際」がテーマです。

前半は、統計資料による創業者の平均像についての解説がありました。開業時の平均年齢は43歳、開業費用の中央値が約580万円とのことで、想像以上に多額の資金を投資して開業している事実を知り、パソコンと携帯電話で仕事をしている診断士との違いを感じました。診断士として助言の機会があれば、創業を成功に導く助言のみならず、無謀な開業を思いとどまらせる助言も必要であることを実感した次第です。

後半は創業支援のロールプレイングです。平澤講師が「ショーが見られる飲食店」の創業予定者役、JOPY参加者は区の商工相談員としての助言者役です。相談の設定は、住宅ローンを抱えた創業予定者夫婦が飲食店を開こうとしていますが、資金調達を含めた課題を解決すべく、会話のキャッチボールを行いながら、解決策を見いだしていこうとするものです。面談前のヒアリングの作戦会議の時間が短く、内容を詰め切れないまま面談に臨みます。1回目の面談では創業予定者の状況についてのヒアリングを行い、2回目の面談では、ヒアリングの内容を基に、助言者役から店作りや店舗運営の提案を行いました。はたして創業予定者は希望通り資金調達をして開業できるのでしょうか?

実務では創業予定者は3回、4回と面談を繰り返すことで、頭の中を整理し家族とも相談して、開業の決心をつけます。われわれ診断士は効果的なサポートをするため、知識と経験の蓄積が必要だと思いますので、これからも精進していきます。

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