東京協会 国際部主催『海外オンラインミニ講座(第2回)』 開催報告
三多摩支部国際部 永田、中央支部国際部 土佐林、入江
11月28日(月)、東京都中小企業診断士協会国際部主催の海外オンラインミニ講座(第2回)をZoom Webinarで開催いたしました。今回は、『新型コロナ後から目を離せないインドネシア~巨大な潜在力を秘める大国のビジネスと観光の魅力とは』というテーマで、現地でのビジネス活動を多面的に支援されている日本貿易振興機構(ジェトロ)ジャカルタ事務所の八木沼氏、尾崎氏、バリ島のウブド在住で越境EC事業を運営されている望月氏の3名にご登壇いただきました。
アジア市場への関心が高まっていることもあり、第1回英国開催のミニ講座から引き続き、101名と非常に多くの方にご参加いただき、大変盛況な会となりました。
第一部は、インドネシアにおける経済概況として、基本情報から始まり、景気動向や新型コロナウイルス感染症による影響など、ビジネスに大いに役立つ情報をご紹介いただきました。また、日系企業の動向や、現地における主要政策や脱炭素化への取り組みについて、インドネシアで幅広いビジネスを支援している日本貿易振興機構(ジェトロ)だからこそ得られる多様な論点をご説明いただきました。実際にインドネシアでのビジネス展開を図るにあたり、非常に実践的な内容となっておりました。
第二部は、バリ島の風光明媚な自然と文化遺産、バリ島でビジネスをする醍醐味や課題についてご説明いただきました。多数の写真を用いたプレゼンテーションでは、目を引くものが大変多く、現地での驚きのエピソードを披露いただきました。また、街の中の様子を紹介した動画は、臨場感にあふれ、参加者の皆様にも南国の風を感じていただけたと思います。
質疑応答でも、多くの質問や感想が寄せられました。追加のQ&Aの内容について連絡を受けたい方は、2022_online_mini@google.comへご連絡ください。折り返し送付いたします。
開催後に参加者の方にアンケートへの回答にご協力いただき、91%以上の方から「大変満足だった」、「満足だった」と回答がありました。また次のような感想をいただいております。
《第一部》
- ジェトロの方の講演で、専門家の信頼できる情報が聴けた。
- ちょうど今現在に知りたかった、企業の進出状況、産業構成比率などの情報を紹介していただいてありがたかったです。
- インドネシアの発展やコロナの影響は漠然としたイメージしかありませんでしたが、ご講演で国内施策や市場概要をまとめられ、具体的なイメージを、根拠を踏まえ持つ事ができた。
《第二部》
- バリの空気を感じました。
- 単なる観光地としてのバリ島ではなく、自然の多い日常生活に触れることができた。
- 素敵なバリの様子を見る事ができました。特に棚田は見に行ってみたいと感じました。
また、今後聴いてみたいセミナーテーマ、対象国についてお聞きしました。
- ベトナム(一位)、インド(二位)、マレーシア・タイ(三位)
- メキシコ、バングラディシュ、オーストラリア、カンボジア、スエーデン(四位)
- 今後のわが国のインバウンド消費の可能性(2025年の大阪万博など)
- 各国の状況も良いですが、EV、脱炭素(自然エネルギー)など、同一テーマで各国に
またがった状況を比較するセミナーも期待します。 - 特に契約関連の国際法上のテーマについて専門家を招いて留意点などを講義してほしい。
- 中小企業や小規模事業者の国際化支援にフォーカスしたテーマでお願いします。
今回は、前回と異なり、より身近なアジアの国々への要望が多かったことが印象的でした。また、上記の通りインバウンド、法務や国際化支援(方法)など具体的な要望もありました。
皆様のご支援により、今年度も2回にわたり海外オンラインミニ講座を無事開催することができました。この場をお借りして、御礼申し上げます。