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城南コンサル塾(第9回)

城南支部
大谷 真樹子

寒さも厳しい週末1月21日(土)、32名の塾生が札の辻スクエアにある港区立産業振興センターに集まりました。第18期の城南コンサル塾は今回も含め残すところ3回となりました。今回は販路開拓および業種別支援のポイントを講義いただきました。

1コマ目は、田川幸平講師による「販路開拓支援のポイント」です。顧客にとって価値の高い商品を作りそれをいかに伝えるかについて具体例もまじえて解説いただきました。顧客にとってのメリット(提供価値)をロジカルに組み立て、その魅力の伝え方を設計するツールとして「ブラッシュアップシート」を紹介くださいました。

2コマ目は小泉誠二講師による「製造業診断の実務」です。製造業の現状、現場診断・経営者ヒアリングのポイント、診断士に求められる支援ニーズなど製造業診断全般に関して解説いただきました。診断士には経営者に気づきを与える助言や、経営戦略の提言とその先の伴走支援が必要となります。環境の変化に対応したモノづくり企業にふさわしい支援とは何かを常に念頭におき支援を行えるようになりたいと思いました。

3コマ目は、髙田泰弘講師による「飲食業診断の実務」です。立地・FL比率・店舗改善など飲食業を診断するにあたり必要な基礎知識全般について解説いただきました。ターゲット顧客と目的を明確にしたプロモーションについては具体例を提示いただきながら、わかりやすく説明いただきました。飲食業はコロナ禍のダメージが大きかった業種です。コロナ後の回復期に新たな飲食業のあり方を模索しながら支援する必要性を感じました。

4コマ目は塚平和実講師の「小売業診断の実務」です。基礎知識全般および支援ニーズの多いコンセプトづくりや売り場づくりについて解説いただきました。「まだまだ頑張れば、売上を伸ばせますよ!」と客観的な数字を提示することで支援先を鼓舞できるような診断士になりたいと思いました。

最後のコマは「模擬講演」です。二つのグループに分かれ、それぞれ尾上満郎講師と秋山勇志講師がご指導くださいました。講演本番のデリバリー力だけでなく、講演内容の充実も重要であり、企画書やレッスンプランについても構成や話す順番、120分で受講者に伝わる分量、テーマの独自性など様々な角度から丁寧な指導をいただきました。

我々18期の城南コンサル塾も残り2か月、ラストスパートです。診断士としての心構え、ノウハウを学ぶと同時に、今後も長いお付き合いをしていく仲間との親交も深めていきたいと思います。

登壇いただいた講師の皆さま、支えてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

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