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500号寄稿「夢見るアーチ」

中央支部
星 多絵子

「打てて良かったです」中村剛也選手
TOKYO-SMECAニュースが500号を迎える。キリの良い数字というのは気分がよい。しかも継続しているとなれば、今度は550号、600号に期待が膨らむ。
さて、私は野球が好きなので、こういうキリの良い数字で表彰を受ける選手をたくさん見てきている。そこで野球に関連する500のものを探していたら、本塁打数が見つかった。NPBのホームページによれば、2023年4月23日現在のトップ20はこちらの皆様だ。

順位 選手(敬称略) 本塁打
1 王 貞治 868
2 野村 克也 657
3 門田 博光 567
4 山本 浩二 536
5 清原 和博 525
6 落合 博満 510
7 張本 勲 504
7 衣笠 祥雄 504
9 大杉 勝男 486
10 金本 知憲 476
11 田淵 幸一 474
12 土井 正博 465
13 ローズ  464
14 *中村 剛也 457
15 長嶋 茂雄 444
16 秋山 幸二 437
17 小久保 裕紀 413
18 阿部 慎之助 406
19 中村 紀洋 404
20 山崎 武司 403

*は現役選手である。ここに名前を連ねているのはそうそうたる方々ばかりであり、本塁打を重ねることはなんてすごいのだろう! 野球好きなら、どの本塁打が良かったという思い出話で盛り上がることができる。もし、これから500号を到達できるとすれば、可能性が高いのは中村剛也選手だ。現在39歳と野球選手としてはベテランだが、4月21日も本塁打を打っており、衰えるどころかかえって選球眼が良くなっているようにも見える。彼の放つ放物線は美しいアーチを描くため、「ホームランアーティスト」の異名をもつ。さらに、満塁に強い選手でもある。ところで、記録に近づく選手に対して、野球好きは応援している球団を超えてエールを送ってくれることが多い。スポーツ愛好家として、これがあるべき姿なのだろう。
私たちも会員の心に響くアーチのような編集と情報発信を心掛けたい。そのためにも、日ごろから言葉に慣れ親しみ、校正を適切に行う。さらに各部との連携を密にして、正しく情報を受け止める。このような地道な仕事の積み重ねを続けていきたい。ホームページへの原稿文章の登録までには目立たないが重要な業務(練習)が積み重なって成り立っている。この点で、本塁打が生まれる瞬間と似ている。
野球がひとりでは成り立たないのと同様に、広報部の活動もチームプレーである。6支部の広報部と「ボール回し」のように広報部会で密に情報交換を行っている。そのなかで、500号ということで私にエッセイを書く機会をいただいた。貴重な場面で「打席」に立てて本当にありがたいことであり、この場を借りて感謝する。本塁打のようなスカッと爽快な執筆を期待していただければ。
これからも会員の明るい希望となれるよう、私たちも「夢見るアーチ」を描くつもりで、正しく編集と情報発信を行いたい。立場を超えて誰からも応援され、次のキリの良いときにまた祝福される選手のように。

「原稿いただきありがとうございます」東京協会広報部一同

以上

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