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[2023/04/08]城東支部社会貢献事業
「気候変動経営」2023年度活動を開始

城東支部 宮田 昌尚

城東支部の社会貢献事業が2023年度の活動をスタートしました。昨年度の「気候変動経営」「サーキュラー・エコノミー」「レジリエンス経営」という3チーム編成を継続し、今年度は発信を増やしていくことを目指しています。

主要活動の一つとして、墨田区産業振興課から相談のあった区内事業者向けの「SDGs研修」について、城東支部社会貢献事業が連携し、年間5回程度のシリーズ構成で企画・運営することを計画しています。墨田区担当者との検討会議を3月下旬に行ったのを受けて、4月7日に今年度最初の社会貢献事業全体会議において、SDGs研修の構成や分担を検討し始めました。

写真_城東社会貢献気候変動20230408

気候変動経営チームの本年度第1回の定例会は、4月8日(土)午後8時より、10名が参加してオンラインで行いました。他支部所属の方も2名が初参加、環境マネジメントとカーボンニュートラルの専門家であり、チーム力向上への期待が高まります。初回の議題は2つ、墨田区のSDGs研修で当チームが担当する回の内容検討と、今年度のチーム活動計画についての合意です。

墨田区のSDGs研修は、「墨田区SDGs宣言」を届け出ている約240の事業者・団体を対象としており、SDGsの理解度向上と具体的な取り組みの実行促進により、同区の「SDGs未来都市」としての底上げを図るものです。年度を通した各回でテーマを設けていきますが、8月下旬を目処に「気候変動経営」を予定しています。

研修内容の議論では、取り上げる論点からグループワークの方法まで多くの意見を得ました。「脱炭素に関する大企業と中小企業の意識するところには大きな差異があるため論点設定が難しい」「墨田区の中小企業へのヒアリングを増やしていきたい」「グループワークでは脱炭素対応の進んでいる企業数社に議論をリードしてもらうのがよい」など。これらを踏まえて、企画書に落とし込み、今後さらに詳細を検討していくこととしました。

今年度のチーム活動計画としては、城東地区事業者の取り組み事例を積み上げていこうと申し合わせました。前述の墨田区の研修では対象事業者・団体に事前アンケートが実施されるため、その結果を参考にしてヒアリング調査先を見つけることもできるはずです。研修をきっかけに、「一緒に取り組みましょう」と実践を進めることも可能かもしれません。こうした活動を今年度、チームとして進展していきたいと思います。

待ったなしの気候変動問題は中小企業にとっても重要な経営課題として迫っています。具体的な事例に即した知見をさらに深め、より実践的な活動を増やしながら2023年度のプロジェクトを進めていきたいと考えています。

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