小売業診断のコツは「顧客目線」にアリ！
第11期城北プロコン塾　第8回午後の部報告（1月20日受講）

城北支部　細田哲也

寒風が身に染みる1月の午後、「小売業の診断事例」について、野瀬講師からフィールドワークを織り交ぜたレクチャーを受けました。

まずは座学から。「ここだけはおさえたい小売業診断」と題して、野瀬講師の豊富なコンサル経験に基づいた診断メソッドを惜しみなく伝授いただきました。

事前準備や報告書の書き方といった基本的なお作法に加えて、社長へのヒアリングのポイントや、「顧客目線」で行う店舗視察のコツなど、具体的かつ実践的なアドバイスに、みな真剣な表情で聴き入ります。

「腕組みしながら、お店の正面から観察するのはNG。そんなことするのは、社長と診断士だけだよ」
野瀬講師のコメントにドキッとして、思わず失笑が漏れるシーンもありました。

そして、いよいよ今回の講義最大の目玉のフィールドワーク。
4人1組のグループに分かれて店舗診断を体験します。
事前に顧客のニーズや購買行動を具体的に設定して、私達のグループは近隣のスーパーマーケットの２店舗を視察しました。
入口のディスプレイは入りやすい雰囲気か、売場までの導線や商品の陳列はやすいか、どちらの店舗で購入したいと思ったか、自ら顧客になりきってチェックします。

・同じスーパーでもターゲット顧客の違いで導線や陳列の仕方が大きく異なること
・飲料売場の隣にスイーツコーナーを設置するなど、関連購買を促す棚割りが工夫されていること

視察後、メンバー全員で行なった振り返りでは様々な気づきがありました。
今回のフィールドワークは「あくまで体感するレベル」という事でしたが、
顧客目線で視察することの大切さを身をもって実感した
とても有意義な時間となりました。