コンサルティング・ビジネス研究会 StepUpマスターコース 第10回受講報告
城南支部 森川 健
3月17日(日)に、としま区民センターで第10回講義が開催されました。
今回の講義では、「動画マーケティングの課題発表」「動画活用のためのディスカッション」と「卒塾式」が行われました。
1.動画マーケティングの課題発表
4チームに分かれ、与えられていた課題の発表を行いました。それぞれのコンテンツとして、マスターコースの受講生紹介、研究会PR、中小企業診断士合格者向け活動の手引き、研究会の活動報告、
自主企画セミナーの動画など、多様な視点と感性によって多岐にわたる動画活用の事例を共有することができました。またYouTubeへの動画アップロード、検索性を上げるための概要欄の充実、google siteでのランディングページの制作、名刺へのQRコード印字など、動画の制作のみならず効果的に活用するための案など、各チームが高いレベルで制作してきておりました。
動画の訴求力はテキスト情報の100倍ともいわれております。よってコンサルティング手法として、もしくはコンサルタント自らの情報発信として活用しない手はありません。私もコース内で共有されたツールや制作手法を活かして10分ほどの動画を制作することができました。ツールの操作自体を学ぶセミナーは多々ありますが、コンサルティングビジネスにどう生かすことができるかを紐付けて学べる非常に良い機会となりました。
2.動画活用のためのディスカッション発表後、今後の活用や留意点などの意見交換を行いました。
映像や音楽・BGMは商用利用が可能なフリー素材が充実していること、訴求するポイントを端的に伝える内容にすることなど、より具体的な活用方法の知識を高めることができました。1年を通して案件獲得のためのマーケティングや、クライアントの満足度向上策として動画の活用は有効であり、重要な要素になっていくことは理解しましたので、今後自身の活動においても活用していきたいと思います。
岩本講師からは、今回の成果物は研究会が活用していく旨が伝えられ、会の概要やその活動の具体的な訴求につながるものと考えております。
3.卒塾式
マスターコースすべてのカリキュラムが修了したため、各メンバーへ修了証書の授与がされ、参加した感想と今後の活動についての宣言、そして講師・メンバーからのアドバイスなどを行いました。多様な実務経験が積める数少ない研究会であること、成功している先輩診断士から直接話を聞くことができること、それぞれ自身の活動に生かせる人脈の構築ができたこと、などが意見として多く挙がりました。
岩本講師からは毎年新しい刺激があり、真面目な取り組みに感心させられることが多く互いに成長できていること、不得意な分野を伸ばすことの難しさと他者との連携の重要性などをお話しいただきました。
1年間を通じさまざまな知識を高めるとともに、今後の診断士活動に役立つ経験を積むことができました。中小企業診断士が企業の困りごとを解決するチャンスは数多くありますが、実際に解決するための知識・スキルの習得、人脈構築のために、今後もコンサルティング・ビジネス研究会の活動への参画を通じて、それらを高めていきたいと考えております。