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城西支部 地域支援ゼミの開催報告

城西支部 下村 博史

7月6日(土)、城西支部では地域支援部主催の「地域支援ゼミ」を開催しました。会場の杉並区産業商工会館が満席となる50名が参加しました。副支部長の阿部会員からの「年々、地域支援活動が活発になっている」との励ましのお言葉のあと、地域支援部長の河崎会員より地域支援部の活動と『地域支援ノウハウ集』、『地域支援施策活用事例集』についての紹介がありました。
第一部はベテラン診断士による地域支援活動の報告です。まず、木田会員より『介護保険サービス事業者に対する業務継続計画(BCP)作成支援活動』についての講義があり、介護施設のBCPの重要性と策定時のポイントを解説いただきました。このなかではとくに支援者と事業者がBCPの必要性について十分に理解し合うことの大切さを学ぶことができました。

地域の介護施設のBCP策定に中小企業診断士のノウハウが活かせる(木田会員)

 

次に、城西支部副支部長の安田会員より『多摩・島しょ経営支援拠点専門家派遣事業の成果と提言』について講義があり、専門家派遣事業を通じた経営改善事例をご紹介いただきました。伴走支援の成果が見事に発揮された事例であり、支援先の課題が一つひとつ解決されてゆき、経営者が前向きに取り組む意欲を取り戻していくプロセスについてわかりやすく紹介いただきました。

専門家とコーディネーターがタッグを組んだ伴走支援が効果的(安田会員)

 

第二部は、小泉会員により地域情報発信プロジェクト「逆算の経営」と城西サポーターズの紹介です。中小企業診断士にとって営業力を強化することが必要であり、「逆算の経営」で体験できる地域事業者への取材活動や、「城西サポーターズ」が行うコンサルティング活動はこの営業力強化におおいに貢献できるとのメッセージが伝わってきました。

取材経験は中小企業診断士の営業力に直結する(小泉会員)

 

次に、「城西サポーターズ」のメンバーとして事業者を支援した五百田会員・藤井会員・水越会員・倉田会員・石寺会員の5名によるパネルディスカッションがあり、コンサルティング活動を体験して地域に貢献できた実感から、その楽しさや魅力を本音で語っていただきました。今後のさらなる活躍が期待される有意義なディスカッションとなりました。

伴走支援の意義や楽しさを本音で語る城西サポーターズメンバー

 

第二部の最後には東京都中小企業診断士協会の副会長、新井会員よりご挨拶をいただき閉会となりました。会場そして事後の懇親会場での交流も盛んに行われ、意義のあるゼミとなりました。
なお、次回の地域支援ゼミは10月5日(土)、専門家派遣事業をテーマに開催される予定です。

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