城北支部会員交流イベント『お気軽バーベキュー 2024』開催報告
城北支部 泉 雄太
9月29日(日)、全国を襲った記録的猛暑も和らぎ、秋の雰囲気を感じさせるさわやかな海風が漂う中、千葉県舞浜の「イクスピアリ オリーブと噴水の広場」にて、毎年恒例となりつつある城北支部会員交流イベントである「お気軽バーベキュー」が本年も開催された。
昨年は後楽園で行われ、参加された会員だけでなく、そのご家族の方との交流も活発におこなわれ、大盛況となった「お気軽バーベキュー」であったが、今年はさらに装いも新たに舞浜での開催となった。全国的に有名であるテーマパークに隣接する「イクスピアリ」は、そのテーマパークと同じ雰囲気を味わえる内装のショッピングモールである。そのような雰囲気も手伝い、あたかもテーマパークに入園するかのような興奮を胸に忍ばせながら、28名(うちご家族の方7名)の参加者の皆様が会場に到着されたことであろう。参加者の皆様が6席のテーブルに分かれ、自己紹介や近況報告などを経て、会場も温まってきた11時過ぎに、会員部の西村部長の音頭とともにバーベキューが開始された。
バーベキューの内容は、単に肉を焼くというだけでなく、こんがりと焼いた鶏もも肉をケチャップやマヨネーズ、チーズと一緒に小麦の薄い生地で包んだトルティーヤや、複数の香辛料をミックスしたアメリカ南部のスパイスであるケイジャンスパイスで味付けした豚肩ロース肉など、大変趣向に富んでおり、到着時の興奮を持続的に感じることができた。
途中、「フェルミ推定」と「名前ビンゴ」の2つのゲームが開催され、大変な盛り上がりを見せた。「フェルミ推定」とは、一見算出が難しい議題に対して入手しやすい情報を基に理論値を求めるゲームであり、理論をもとに企業へ助言・診断を行う中小企業診断士にとってはうってつけである。一方で、今回の「フェルミ推定」の内容は「一日に人間がまばたきする回数は?」などご家族の方でも楽しめるものであり、「ピタリ賞」も出るなど、実務さながらの中小企業診断士の力を垣間見た。また、数字の代わりに参加者の名前を使う「名前ビンゴ」では、参加者同士が会話するきっかけとなり、新たな出会いも見受けられた。名前を呼ばれた参加者からの一言挨拶では、「また来年もこの会に来たい」と言ってくれたお子様もいらっしゃり、私も含め幹事一同の達成感は計り知れないものとなった。
昨年同様ご出席していただいた弘田支部長からの力強いお言葉と、舞浜にこだまする参加者の皆様による三本締めにより「お気軽バーベキュー」は幕を閉じた。共に診断士業務に励んだ会員との仕事以外での交流は新鮮に感じる一方で、新たな出会いは共に診断士業務に取り組む未来すら予感させ、改めて城北支部の強いつながりを感じるきっかけとなった。参加されたご家族の方は、中小企業診断士である代表参加者の皆様への誇りと魅力を普段以上に抱いたことであろう。当日は日曜日ということもあり、家族や恋人など多くの人々がテーマパークに意気揚々と向かう中、心なしかそれ以上の充実感を覚えながら、帰路に就いた。