令和6年度 城西支部 地域支援ゼミ(第2回)開催報告
城西支部 大村 貴志
10月5日(土)13:40から、城西支部地域支援部が主催する「地域支援ゼミ(第2回)」が池袋のとしま区民センター会議室にて開催され、40名が参加しました。
今回のテーマは、「専門家派遣制度の専門家として活躍するには」でした。公的支援機関などにおける専門家業務は診断士にとって重要な業務でありながら、案件の獲得や支援の実施に関するスキルやノウハウについて学ぶ機会はそう多くありませんでした。そこで、専門家派遣制度のコーディネーターや事務局業務を担当する方々から直接学べるセミナーを開催することとしました。
当日は、城西支部の鳩貝支部長のご挨拶の後、河﨑地域支援部長より、地域支援部の活動と当ゼミの趣旨説明がありました。
第一部では、まず事業推進を担当する阿部副支部長から、「東京協会における専門家派遣制度に関する概要説明」と「専門家としてのコンプライアンス」についてお話をいただきました。専門家として派遣され、活躍するために必要な準備や注意事項に関して詳しく説明していただき、その理解が進みました。また、コンプライアンス研修についても、改めてその必要性や重要性が理解できました。
次に、多摩・島しょ経営支援拠点コーディネーターである会田会員から、「コーディネーターが求める専門家とは」のテーマでお話をいただきました。コーディネーターが依頼したくなる専門家はどういった人物なのかについて、支援の実例なども交えながら、そのポイントやヒントについて語っていただき、自身の行動の変革を促されるのを強く感じました。
最後に、こちらも多摩・島しょ経営支援拠点コーディネーターである河﨑地域支援部長から、「専門家としての仕事の獲得方法」と「専門家として臨んだ体験報告」についてお話をいただきました。専門家としてどのようにして仕事・案件を獲得するのか、さらにはその後も継続して活動するために必要なポイントについて、自身の経験も交えて説明いただき、通常の事業者支援においても十分に活用可能な内容でした。
休憩をはさみ、第二部として、第一部でお話をいただいた阿部副支部長、会田会員、河﨑地域支援部長に加え、鳩貝支部長にもご参加いただき、パネルディスカッションの形で参加者からいただいた質問への回答やアドバイスをしていただきました。その後の質疑応答も非常に活発に行われ、参加者の皆様の専門家派遣制度への大きな期待が感じられました。
最後に東京都中小企業診断士協会の新井副会長からご挨拶をいただき、閉会となりました。
次回は来年2月15日(土)に「地域活動発表会」の開催を予定しており、今後も会員の皆様に有意義なセミナーなどを開催してまいります。