(Cの会)2024年IT10大ニュース
ITに強い「Cの会」会員が注目したトピックス
城南支部 神本 直樹
「Cの会」では、2024年11月1日(金)に開催した定例会において、DX・AIが経営に与える影響を踏まえ、毎年恒例のIT10大ニュースを選定しました。中小企業の支援にあたって留意すべきキーワードを挙げ、ランキング形式で2024年のIT10大ニュースを紹介します。
1位 生成AIの進化と活用
生成AIは、業務効率化や新規事業創出など、中小企業にとって大きなチャンスです。
(キーワード:ChatGPT、画像生成AI、業務効率化、新規事業)
2位 AI処理能力の高いPCが一般に普及
AI技術の活用には、AI対応のCPU(NPU)が埋め込まれたPCの導入が望ましいです。
(キーワード:GPU、エッジAI、データ分析)
3位 ランサムウェア被害の拡大
情報漏洩は企業の存続を脅かすため、ランサムウェア対策を含むセキュリティ対策は必須です。
(キーワード:データ暗号化、身代金、情報漏洩、セキュリティ対策ソフト)
4位 Windows 10サポート終了
最新OSへの移行は、セキュリティリスク軽減とシステムメンテナンス費用の削減に繋がり、DX推進の第一歩となります。
(キーワード:Windows 11、セキュリティアップデート、OS移行)
5位 2025年の崖
システムの刷新やDX推進のための予算と人材が確保できていない中小企業は2025年以降、極めて厳しい状況に直面する可能性があります。
(キーワード:レガシーシステム、モダナイゼーション、DX、コスト削減)
6位 XAI(Explainable Artificial Intelligence、説明可能なAI)の拡大
XAIは、AIの判断根拠を理解し、安心して活用するための重要な技術です。
(キーワード:AIの説明責任、信頼性、透明性)
7位 NVIDIAの躍進
NVIDIAのGPUはAI技術の進化を加速させ、AIを活用する中小企業にも効果をもたらします。
(キーワード:GPU、AI開発、ディープラーニング)
8位 企業の基幹システムにおける障害発生
基幹システムの障害は、業務停止や顧客離れに繋がりかねません。システム基盤の安定運用と業務継続のための体制づくりが重要です。
(キーワード:BCP、システムメンテナンス、データ復旧)
9位 デジタル化の進展
業務効率化や顧客満足度向上に貢献するデジタル技術は、DX推進を後押しします。(キーワード:キャッシュレス決済、オンライン会議、デジタルマーケティング)
10位 サイバー警察局に「統一窓口」設置
サイバー攻撃対策には、サイバー警察局の情報などを活用することも有効です。
(キーワード:フィッシング詐欺、ランサムウェア、セキュリティ対策)
「Cの会」会員は、これらのニュースを念頭に、ITと経営の両面から引き続き中小企業の支援に取組みます。