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BCP・CSR研究会 3月度定例会報告

城南支部 岩水 宏至

~BCP策定全般に関するQ&A大会~

2025年3月6日(木)に開催された研究会例会に参加しましたので報告いたします。なお、当日は私を含めて8名の会員参加がありました。
今回の例会では、事前に会員からのBCPに関する「Q(質問)」を募集し、登壇した講師が「A(回答)」する方法で実施されました。

1.安藤講師担当分の「Q&A」
1)T氏の「Q&A」
【Q1】:BCPの訓練に役立つツールや訓練を請け負う業者について知りたい。
【A1】:
➀一般財団法人危機管理教育&演習センターの事業を紹介
演習事業(研修、演習、訓練)、教材販売事業(講習・演習のテキスト)、コンサルティング事業
➁災害対策研究会の事業を紹介
災害対策の普及に係るセミナーや講演会の実施、講演テキストのダウンロードが可能
2)K氏の「Q&A」
【Q2】:中小企業におけるBCP支援のスケジュール感、BCP策定の動機などについて知りたい。
【A2】:講師が支援した案件についての紹介がありました(一部を紹介)

   業種   回数、人数  企業の策定動機 
D  運送業  3回、2  不明 
G  資源回収業  5回、4  顧客への配慮 
K  情報通信業  6回、1  資金調達 

3)B氏の「Q&A」
【Q3】: 建設業の場合、本来の中核事業とは別に「建設途中工事」の項目も設けた方が良いか。
【A3】:「建設途中工事」に関するリスクを別途考慮し、独立した項目として規定するのが望ましい

2.佐藤講師担当分の「Q&A」
1)S氏の「Q&A」
【Q4】:BCP策定支援の現場では、原因対応型のBCPの中に結果対応型を組込みしているか。
【A4】:中小企業でも、原因対応型のBCP(オールハザード型BCP)が話題になり始めました。
2)T氏の「Q&A」
【Q5】: 代替生産などのために、遠隔地同業者との相互補完協定を成功させるコツが知りたい。
【A5】:F社の代替生産の事例紹介(東北大震災時)および危機管理教育&演習センターの「お互い様BC連携ネットワーク」に関する事例紹介がありました。

今回の例会では、通常とは異なり「BCP策定全般に関するQ&A大会」として開催しました。平素は会員それぞれがBCP策定支援などの業務に関わる中で生まれた疑問点について、講師が答え、これを参加者で共有するという初めての試みでしたが、結果として活発なディスカッションにつながる良い機会となりました。

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