卒塾レポート作成を通して感じたこと、得たもの

第10回城北プロコン塾 最終回受講報告(3月15日受講)
城南支部 井垣 公寿
昨年6月に開講した城北プロコン塾は最終回を迎え、午後の部は塾生によるレポートの発表会でした。卒塾レポートの作成について開講時に「レポートという名称ではあるが、事例集としての要素を含め、新規顧客獲得を目的としたプレゼン資料になることを意識して作成するように」という指示を受けたので、何をテーマに書けばよいのか悩みました。
当初は、中小企業診断士としてこれから取り組みたいテーマを研究材料にしてレポートを書くことを考えていましたが、経験の裏付けが乏しく調べたことを書くだけでは単なる論文にすぎず、独自の調査やこれまでの実務経験を活かしてテーマを深堀しなければ顧客にアピールできないと考え、結局、これまでの実務経験に基づく内容のテーマを選定しました。
私の場合は、企業で内部監査と内部統制業務に長年携わってきましたので、「中小企業における内部管理」をテーマに選定しました。このテーマが対象読者である中小企業経営者の関心を惹くのか不安がありましたが、中小企業の支援において内部管理体制の強化は重要な要素であると考え決断しました。
弘田塾長によるレポート審査の講評におきましても、塾生のテーマ選定の傾向は、「旬のトピックス」と「経験・得意分野」の2つに大別されるが、今回の塾生の多くは「経験・得意分野」を選択していたのが特徴的であったということでした。
卒塾レポート作成を通じて、中小企業診断士として活動していくための自分の強みは何かについて深く考える機会をもち、認識することができたことは大変有益でした。
最後に第12期城北プロコン塾の卒塾式が行われ、充実した10ヵ月間の受講を終了しました。
城南支部 井垣公寿 k–igaki=mwd.biglobe.ne.jp
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