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第21期城南コンサル塾 開塾式、第1回講義開催

城南支部 石川 雅敏

早くも夏の暑さが感じられた2025年6月21日(土)、第21期城南コンサル塾の開塾式と第1回講義が行われました。「実践の城南」を支える本塾は、地域と社会から真に必要とされる経営コンサルタントを育成する場として、今年も新たな挑戦をスタートさせました。
当日は期待と少しの不安を胸に、20名の新塾生が集合。診断士と一口で言っても、独立・企業内の別、多彩な所属業界や業務経験、20 代から60 代に至る幅広い年齢層など、それぞれ個性がある多様なメンバー構成となりました。

開塾式では、東京協会の宇野副会長、城南支部の川居支部長、星野副支部長、城南コンサル塾の岩崎塾長より、激励のお言葉を頂戴しました。仲間同士で切磋琢磨しつつ、診断士としての実践能力 −支援する力・話す力・書く力− に加え、人間力も磨くことができる貴重な機会であることを再認識し、身の引き締まる思いでした。
開塾挨拶に続き、卒塾生の運営スタッフ23 名と21期生による自己紹介が行われました。自己紹介では、限られた時間で強みや人柄を効果的に伝える難しさを体感しましたが、それと同時に、卒塾生の方々や同期の皆が素晴らしいメンバーであることが分かり、今後のプログラムを通じて関係を深めていくことが一層楽しみになりました。

開塾式に続いて第1回講義が行われました。最初の講義は星野副支部長による「塾生の心構え」でした。実践能力と人間力を重視する城南コンサル塾らしい講義で、コンサルタントとして備えるべきマインドセットを立ち止まって考える機会となりました。謙虚・素直に学ぶことの重要性や、5年後のありたい姿を踏まえて具体的な行動を取ることの大切さを強調されていたのが印象的でした。

続いての講義は、岩崎塾長による「採用されるセミナー企画書とLP(レッスンプラン)の作り方」です。今後塾生は、診断士の重要な営業ツールであるセミナーの作り方を体得すべく、事前準備・模擬講演・相互フィードバックというサイクルを毎月繰り返します。今回の講義ではその枠組みや、「守破離」「相互啓発」といった模擬講演やコンサル塾のプログラムに取り組むうえでの基本的な考え方をご説明いただきました。私自身「論理先行」になりがちなため、論理と感情を織り交ぜて、受講者の行動変容を促すことが必要とのご指摘にはハッとさせられました。

最後の講義は「中小企業の財務分析の実務」です。講師の遠藤会員から、長年の実務経験を踏まえた極めて実戦的なノウハウを学びました。診断士としての経験が浅い段階では、接する機会の少ない税務申告書の読み方や、財務情報が入手できない場合の対応方法などを伝授いただいたことは、今後につながる大変貴重な機会でした。

3月の卒塾まで続く長い旅路は始まったばかりですが、初日の濃密な時間を経験して、厳しさ以上の学びと成長が待っていることを改めて確信しました。城南コンサル塾という場で失敗を糧として成長し、選ばれるコンサルタントを目指したいと思います。最後に、惜しみなく知見を共有してくださる講師の皆様と、ボランティアで運営を支えてくださる卒塾生スタッフの皆様に心より御礼申し上げます。

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