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城南コンサル塾オープン講座 開催報告

城南支部 橋爪 太郎

2025年11月2日(日)と23日(日)の二日間にわたり、「城南コンサル塾オープン講座」が開催されました。両日とも会場定員を大きく上回る申込みがあり、オンライン併用のハイブリッド形式での実施となりました。

今回のテーマは「専門家派遣」。専門家派遣に取り組みたい、または活動を広げたいと考える診断士の方々を対象に、東京商工会議所の山下課長をはじめ、城南支部の経験豊富な先輩診断士の皆様から、「失敗しない・次につながる専門家派遣」に必要な知識や経験、ノウハウを惜しみなくご講義いただきました。

◆ 1日目:基礎編

主催者挨拶に続き、まず東京都が実施する主要な専門家派遣制度の種類と特徴について学びました。その後、東京商工会議所の山下課長より「派遣元が委託したくなる専門家」についてご講演いただきました。期待される役割だけでなく、公的支援という性質上「やってほしくないこと」まで率直にお話しいただき、専門家派遣のリアルな内情を知る貴重な機会となりました。

続く「初めての専門家派遣」では、井出会員・牧田会員よりご自身の経験談を紹介いただきました。専門家登録からエントリー、事前準備、訪問支援、報告書作成まで、一連の流れと注意点を、未経験者でも具体的にイメージできるよう丁寧に解説していただきました。

初日の最後はパネルディスカッションです。
岩崎塾長からはコーディネーターの視点で「専門家に求めること」を、秋山副部長からは「自身の専門性を際立たせることの重要性」を語っていただきました。

講義を終えて、普段から城南コンサル塾で指導いただいている講師陣が、実際に専門家派遣の現場で活躍されていることを知り、これまで遠い存在に思えていた専門家派遣が一気に身近に感じられるようになりました。ただし、この時点では、まだ自分ができるという確信までは持ててはいませんでした。

◆ 2日目:応用編

二日目は、事前調査や報告書作成など、より実務に近いスキルを習得する応用編です。

はじめに、白井会員より、委嘱から初回面談までの事前準備について講義いただきました。業界調査や支援先調査の進め方など、経験に基づく具体的な手法を紹介いただき、途中では事例を用いたワークにも取り組みました。短時間ながら実際に手を動かすことで、学びをすぐに実践につなげることができました。限られた情報の中で調査を進める難しさを感じる一方で、経験の浅い診断士が差別化できるポイントは、この事前調査をどこまで丁寧に行えるかにあると実感しました。

続いて原会員より、支援後に作成する報告書の概要と作成のポイントについて講義いただきました。支援機関が報告書のどこを重視しているのか、満足度向上やリピートにつながる報告書のあり方を学び、さらに報告文作成のワークにも取り組むという実践的な内容でした。自由記述であるがゆえに迷うこともある報告書ですが、「良い報告書」には一定の型があり、それを意識すれば経験が浅くても求められる水準に近づけることがわかりました。

二日間にわたる講座の締めくくりは、星野副支部長からの力強いメッセージでした。
「この集中講義で、知識・ノウハウ・マインドセットという武器を手に入れた。あとは実践で困っている中小企業を支援していこう。」
その言葉に背中を押され、私自身も専門家派遣に挑戦してみようという気持ちが一段と強まりました。

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