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能力開発基礎セミナー「【経営地図】を覚えれば、あなたも経営者向け講座ができる!?」

中央支部 板橋 晃平

2026年6月22日(月)に開催した中央支部 能力開発推進部セミナーは、「【経営地図】を覚えれば、あなたも経営者向け講座ができる!?」をテーマとして、佐藤公信氏(一般財団法人経営者支援学会 代表理事、iU専門職大学 客員教授)にご登壇いただきました。中小企業会館とZoomによるハイブリッド形式で開催し、220名の会員にご参加いただき、活発な質疑応答が交わされる盛況なセミナーとなりました。

佐藤氏は、クレジットカード会社の経営企画部門で10年以上にわたりOJTを重ね、経営の本質を修得。中小企業経営者向けに体系化したメソッド「経営地図」を開発し、多くの経営者を成功に導いてこられました。株式投資型クラウドファンディングでは平均合格率の23倍という日本一の実績を誇り、経済産業省・財務省・商工会議所と連携した講演活動や、2025年の「未来戦略カンファレンス2025」(衆議院議員会館、約236名参加)開催など、経営者教育および後進育成に尽力されています。著書に『もしワンピースファンの女子大生が起業したら』『クラウドファンディング2.0』などがあります。

【序盤:クラウドファンディングの制度と実務】
約26年前まで非上場企業の公募増資は違法とされ、1999年の法改正により日本のクラウドファンディングが解禁された経緯や、株式投資型(審査合格率は一般に約2%)と物販型(Makuakeなど)の違いについて解説いただきました。佐藤氏の支援先企業の合格率は46%と一般平均の約23倍にのぼり、企画書作成ノウハウと投資家視点を踏まえた経営理念構築がその要因であるとのお話は、参加者にとって大きな学びとなりました。

【中盤:本質課題への着目と「教育型コンサルティング」】
資金調達支援を行った企業の多くが持続的成長に至らなかった経験から、経営者自身が本質的な課題を発見・解決できる力を養う「教育」の重要性に至った転換点についてお話しいただきました。面談時間内に教育のみを行う「教育モデル」による収益試算も示され、参加者の関心を集めました。また、フレームだけを提供し質問を重ねて経営者自身の中から答えを引き出す「教えない教育(ソクラテス的問答法)」や、経営理念・事業戦略・財務計画を体系的に学ぶ独自カリキュラム「経営地図」についても、具体例を交えてご説明いただきました。

【終盤:営業アプローチと今後の展開】
営業が苦手な専門家向けに、「心構え」「出会い方」「クロージング」の3ステップ営業法や、体験価値を先に示す顧客志向の表現についても解説いただきました。あわせて、国の中小企業政策の転換(成長支援・事業性評価融資)にも触れられ、質の高い事業計画書の重要性が示されました。最後に、ノウハウ普及活動や個別面談・動画提供といった今後のアクションプランが紹介され、活発な質疑応答を経てセミナーは終了しました。

本セミナーは、「経営者を育てる」という視点の重要性を改めて認識できる、非常に密度の濃い内容となりました。今後の中小企業支援活動において、教育的アプローチや事業計画書作成支援の幅を広げられた会員も多いのではないでしょうか。

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